「続柄」の使い方・例文
「続柄」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.特別養子縁組をし、養子との続柄が戸籍上、長女に変更された。
2.被相続人と相続人との続柄を明らかにする。
3.事実婚をした内縁の妻との続柄を表す表記を知りたい。
4.今年結婚した彼女に姉がいたので、僕からみたその人との続柄は義理の姉となる。
例文ごとに詳しくみていきましょう。
例文1では、養子として迎えた子供の戸籍が、実子と変わらない「長女」と表記されたことを意味し、例文2は被相続人という亡くなった人とその人の財産を受け取る相続人との関わりを明らかにしようという様子が伺えます。また例文3では、法律上で手続きを行っていないがお互いに結婚しているという意志を持ち、共同に暮らしている妻との親族としてのつながりを表す表記を知りたいということですね。更に例文4では、結婚した相手に姉がいたから自分から見たその人とのかかわりができたことを表していて、どの例文でも、親族との関わり合いを表現する時に、使用されているのが分かります。
「間柄」
「間柄」と書いて「あいだがら」と読みます。
「間柄」は、親類、血族のつづきあいや人と人との関係を表す使用する言葉です。「親子の間柄」「師弟の間柄」というように使うことができますね。
「続柄」は親族との関係を表す時に限定して使用する言葉ですが、「間柄」は親族とのつながりの他に、人と人との関係を表す時に使用する言葉ということに注意が必要です。違いをしっかり整理しましょう。
「続柄」の対義語は?
「続柄」の対義語は、はっきりとした言葉はありません。
「relationship」
「続柄」を英語にすると「relationship」と訳されます。「人との結びつきや関係性」「血縁関係」を意味する言葉です。「続柄」は親族との関係を表す言葉で、その対象が「親族」に限定されていましたが「relationship」は「関係」全般を表すことができます。ちなみに類義語で説明した「間柄」という言葉も英訳すると「relationship」になります。
What is your relationship with her?彼女とはどういう関係(続柄)ですか?
Please tell me your relationship with him.彼との関係(続柄)を教えてください。
「続柄」を使いこなそう
この記事では「続柄」の意味・類語・使い方などについて説明しました。
「続柄」とは「親族との関係」を表す言葉です。公的な書類を作成するときやビジネスシーンなど、かしこまった場面で使用する機会が多い言葉ですのでしっかり意味を理解し知識を持った上で対応できるとかっこいいですよ!この機会に、「続柄」の意味や使い方を覚えましょう。