
「マッチポンプ商法」
「自作自演で利益を生み出す商法」です。もともとない問題をでっちあげて利益に繋げるということですね。禁忌とされているビジネスモデルではあるのですが、手法としては古くから存在しています。
「マッチポンプ商法」で実際にあった事例としては、以下のようなものがあります。
・害虫駆除業者が自宅に来て床下無料点検サービスを持ちかけ、本当はいないのに「シロアリがいるので駆除する」と言い法外な費用を請求
・動物医療現場で、健康な動物に対してわざと有害な治療を施し病気にさせ、長期にわたり治療費を請求
・占い師を装い、「運勢が悪い」「このままでは命が危ない」などと言って不安にさせ、高額なお祓いや印鑑や壺などの商品を買わせる
・「あなたの住んでいるアパートから盗聴器の電波をキャッチした」などとでたらめを言い、あたかも最初から仕掛けられていたかのように装って撤去費用を請求
このほかに、「ステルスマーケティング」や「炎上商法」も関連語として挙げられます。
「ステルスマーケティング」は、広告だとは謳わずにあたかも本当のレビューであるかのように商品やサービスを好評価して宣伝に繋げる手法。
「炎上商法」は、主に著名人が不用意な行為や発言をしてネットでの検索数をアップさせるなど世間から注目させ知名度を上げ、転じて人気を得たり、宣伝に繋げたりするという手法です。
「捏造(ねつぞう)」
「ありもしない事を本当にあるかのように偽る事」です。古い読み方は「でつぞう」で、「でっちあげ」という言葉の由来になっています。
「偽装工作(ぎそうこうさく)」
「真実を偽りごまかすために手を加え別の物事であるかのように装う事」です。「偽装」を使った言葉としては「産地偽装」「食品偽装」「偽装結婚」などがあります。
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