
「泣いても笑っても」の対義語は?
そもそも“泣き”と“笑い”という相反する言葉を並べた「泣いても笑っても」という表現ですが、その対義語にはどんなものがあるでしょうか。
「泣きのもう1回」
「最後の勝負と決めていたが…泣きのもう1回、チャンスを与えてもらった。」
そんなことをしても最終段階に差し掛かっている表現として「泣いても笑っても」という言葉をここまで解説してきましたが、その前提を覆してしまうのがこの「泣きのもう1回」という表現です。今風の言葉づかいでいえば「もうワンチャン!(ワンチャンス)」でしょうかね。
こちらは皆さん、くだけた会話の中で使ったことがあるのではないでしょうか?私もよく使うことがありますが、再チャンスを与えてもらえた回数は…そう多くはないですよね(笑)
「泣いても笑っても」の英訳は?

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「泣いても笑っても」を英語で表現するにはどのような単語を用いるのでしょうか?“泣き”と“笑い”という相反する単語を英語でも並べるのか。それでは見ていきましょう。
「like it or not」
直訳すると「それを好きでも嫌いでも」となるでしょうか。
なるほど、やはり英語でも“好き”と“嫌い”という対義語を並べることで、どうしようもない段階・状況を表すようです。字面的には「否が応でも」がよりリンクする表現かもしれませんね。
「泣いても笑っても」を使いこなそう
この記事では「泣いても笑っても」の意味・使い方・類語などを説明しました。
「泣いても笑っても、2020年も残すところあとわずかとなりました。」
そんな表現を数多く目にされたかと思います。2021年は始まったばかりですが、今年も1年、それこそ泣いたり笑ったり様々な出来事があるでしょう。過ごした日々を後で振り返った時に悔いが残らないよう、今年1年も健康で豊かな年にしていきたいものです。