金環日食とは
金環日食は月が地球からやや離れたところにあるせいで太陽を完全に隠すことができず、月の影の周りから太陽がはみ出してリングのように見える日食のことです。
日食の観察の仕方
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太陽は非常に強い光を放っているため、太陽を直視することは絶対にしてはいけません。また、望遠鏡などのレンズで太陽を見てしまうと失明してしまうおそれがあるため絶対にやめましょう。では日中の太陽を観察するにはどうしたらいいでしょうか?
ピンホールを利用して観察する
ピンホールとは小さな穴のことです。厚紙などの光を通さない紙やシートに小さな穴をあけて太陽の光を通します。すると、穴を通って影の中に移った太陽の光が欠けた形になっているのです。麦わら帽子などの隙間も同じように太陽を観察できるのでやってみましょう。
木漏れ日の形の変化から観察する
木漏れ日もピンホール法と同じ原理で太陽が欠けていく様子を観察することができます。日食中に木漏れ日を見てみましょう。
手鏡で壁に日光を反射させる
10センチくらいの手鏡で太陽の光を適当な壁などに反射させると、移った太陽の光が欠けている様子を観察できます。手鏡から壁までの距離は手鏡の直径の200倍離れる必要があるので計算しましょう。たとえば直径10センチの手鏡であれば手鏡から壁までは20メートル距離が必要になります。10センチ以上の大きな鏡しか持っていない場合は、光を通さない厚紙などで鏡を覆って反射できる面積を減らせば同じように観察することができますよ。
専用の日食グラスで観察する
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日食を観察するためのアイテムとして日食グラスや遮光板というものが販売されています。日食グラス越しであれば太陽を見ても大丈夫なので、日食グラスをかけて太陽を観察してみましょう。
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