「是非」の使い方・例文
それでは、「是非」の使い方を実際の例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.申込み日時の延期が可能かどうか、上司に相談し是非を問うつもりだ。
2.あなたの提案が適切かの是非については、みんなで議論する必要がある。
3.来月に中学の同窓会を開催する予定だが、当時の先生方に是非ともご出席いただきたいと思っている。
例文1、2は、物事の良し悪し、と言う意味の名詞として用いられています。1は「可能、不可能」2は「適切、不適切」と言う意味を持っていますね。このように「是非」は名詞で使われた場合、幅広い意味合いで使うことができる言葉です。例文3は、どうしても実現したい、と言う気持ちを表現する副詞ですね。相手に強くお願いをする時に使うことが多いでしょう。
「可否」
「可否」は「かひ」と読む熟語です。「可」と言う漢字は、良い、許可すると言う意味で、「否」は反対に、そうではないと言う否定の意味を持ちます。「是非」と同じく、「良い」と「悪い」を意味する二つの漢字を合わせて作られており、意味は、良いか良くないか、事の良し悪し、ということです。「是非」の使い方で、良いか悪いか人に問いかける際に「是非を問う」と言いますが、「可否」もこれと同じ意味を持ちますので類義語としてふさわしいでしょう。
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