
「コール」
「レスポンス」が答えることですので、その対義語は呼びかけたり問いかけたりすることです。なので、対義語として考えられるのは「クエスチョン」や「コール」などとなります。
中でも「コール」は「レスポンス」とセットで使われることが多い言葉です。「コールアンドレスポンス」と言うものを聞いたことがあるでしょうか。ライブコンサートで歌い手が呼びかけたものに対して、観客がみんなでそれに応えることがあります。クイーンのボーカリストだったフレディ・マーキュリーさんが、大人数の観衆に対して得意のハイトーンで発声したものを、大勢が真似をして返すというシーンがとても有名です。 また、同じ音楽で言えば、グループのメインボーカルとコーラスがする掛け合いのような歌い方も「コールアンドレスポンス」と言います。人気どころで言えば、フィンガー5や小泉今日子さんが歌っていた「学園天国」の冒頭部分を思い浮かべると良いでしょう。
「response」
レスポンスは英語で「response」です。これを発音記号で表すと〔 rispɑ́ns 〕で、無理矢理カタカナに直せば「リスパンス」となります。アクセントは「パ」の部分に付けましょう。
ちなみに「response」の動詞形は「respond」です。「応答する、反応する」以外にも、「牧師に応唱する」という意味もあります。
「レスポンス」を使いこなそう
この記事では「レスポンス」の意味・使い方・類語などを説明しました。
現代は何かと忙しく、常に何かに追われて急いでいるような状況です。「レスポンス」が遅いと注意されたり、無ければ無いで逆に心配されたりします。そんなに急がなくてもいいのに、などと思いたくもなりますが、今は情報化社会です。あらゆることが加速して進んでいる以上は仕方ありません。「レスポンス」を早くすることは大事ですが、物事には限界があります。私たちが出来るのは、「レスポンス」を急ぐ必要があるものとそうでないものを的確に判断することではないでしょうか。