
・朝礼の時は、社長の前だからと言ってみんな取り澄ましているのだが、終わったとたんに態度が切り替わってしまうのがうちの会社だ。
・初めて営業の仕事に就いた時、上品ぶらずに正直になった方が結局はうまくいくんだよと先輩が教えてくれた。
「お高くとまる」の対義語は?
「お高くとまる」の対義語は「慎み深い」などがいいでしょう。
「慎み深い」
「慎み深い」は「差し出がましいところがなく、控え目であること」。「お高くとまる」とは反対に、上品でないのに上品なふりをすることもなく、出しゃばらないと言う意味の慣用表現です。
主張しないというのは、時と場合によっては良し悪し両方の評価があるでしょうが、これは前向きなニュアンスで使われます。誉め言葉として使っても構いません。
・お隣の奥様は、出歩くときには必ず日傘に手袋を欠かさず、誰にでも丁寧にあいさつをするなど、とても慎み深い人だ。
「put on airs」
これは「高いところに(自分を)置いている」ということで、「気取っている、偉そうにしている」と言う意味になる慣用表現です。直訳では意味が通じなくなってしまうため覚えてしまいましょう。
英単語であれば「proud(いばる、うぬぼれた)」「haughty(傲慢な、横柄な)」なども存在します。「誇り高い」という意味でよく使われる「pride(proud)」も、文脈によっては悪い意味になることも。前後の内容から注意して判断できるようになりましょう。
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