「精魂(せいこん)を込める」:たましいを込める
「精魂」とは「たましい」のこと。「精魂を込める」は「自分の魂を込めるように心を込めて物事に打ち込む」ことです。「精魂を傾ける」ともいいます。「精根尽き果てた」という場合は「精魂」ではなく「精根」、つまり精力と根気です。混同しないように注意しましょう。
「手間暇(てまひま)をかける」:労力と時間をかける
「手間」は労力、「暇」は時間のことです。「手間暇をかける」は「時間と労力を費やして何かを作る」こと。「手間暇を惜しまず」ともいいます。
「丹精する」:真心を込めて行う
「丹精」とは「真心を込めて行う」こと。「父が丹精した庭」「母が丹精して育てた野菜」といった使い方をしますよ。
「手を抜く」
「手」という言葉には「仕事」「作業」や「手数」「手間」という意味があります。「手間」を「抜く」ので、「手を抜く」は「いいかげんな仕事をする」「必要な手間を省く」という意味です。「自分で世話をする」という意味の反対語ですね。「手」も辞書で調べてみると非常に多くの意味がある言葉ですよ。
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「手にかける」の英訳
英語では「手にかける」はどのように表現するのでしょうか。
「take care of」:~の世話をする
「take care of」には「~の世話をする」「~を処理する」などの意味があります。
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