この言葉の代表的な英訳は「miserable」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
アメリカの州立大学を卒業したライターりおを呼んです。一緒に「哀れ」の英訳や使い方を見ていきます。
ライター/りお
アメリカの州立大学を卒業し、演劇で様々な英語表現を学んだ。アメリカでは小学生の特別支援の先生も経験し、英語だけでなく、教育上での英会話手話の基礎も経験。
「哀れ」の意味と使い方は?
それでは、「哀れ」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「哀れ」の意味
「哀れ」には、次のような意味があります。
1. (「憐れ」とも書く)強い心の動き。特に悲哀・哀憐の感情。不憫 (ふびん) と思う気持ち。「人々の哀れを誘った」「哀れをかける」「そぞろ哀れを催す」
2. かわいそうな状態。無惨な姿。「哀れをとどめる」
3. 底知れないような趣。情趣。ものがなしさ。
4. どうすることもできないような心の動き。感慨。
5. しみじみとした情愛・人情。慈愛の気持ち。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
「哀れ」の使い方・例文
次に「哀れ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。意味が5つあるので、それぞれ一つずつ例文を紹介していきます。
1. 数年に一度運気の悪い哀れな都市が訪れ、その度今後の生活がこんなになる人が増加してしまう。
2. 道路で哀れな姿で死んでいた不幸な鳥を木の下に埋めてあげた。
3. 神様の教えを守り、聖書に従って生活している人は他人の不運や問題を哀れに思い、その可哀相な人達を救う行動をする。
4. 単語のテスト結果が生徒全員不合格で彼らの哀れな姿を見て先生は自分のサポートが足りないと気の毒な様子だった。
5. 人気俳優が不注意で謹慎になって、世間が誰も同情してくれないので、彼は自分の哀れな状況に後悔している。
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