この記事では「ブルーオーシャン」について解説する。

ブルーオーシャンとはビジネス用語で「未開拓の市場」を表す言葉ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

情報誌系の記者を経験し、ビジネス用語に詳しいライター・にべこを呼んです。一緒に「ブルーオーシャン」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/にべこ

某大手情報誌の記者を務め、現在はフリーランスに。ビジネス用語ならおまかせ!さまざまなシーンで使えるカタカナ言葉をわかりやすくご紹介します。

「ブルオーシャン」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「ブルーオーシャン」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「ブルーオーシャン」の意味は?

「ブルーオーシャン」には、次のような意味があります。

経営学の用語で、競争のない未開拓市場のこと。新しい商品やサービスを開発・投入することで創出される競合相手のいない市場。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「ブルーオーシャン」

「え?『ブルーオーシャン』がビジネス用語?」とびっくりされた方もいるのではないでしょうか。確かに直訳すると「青い海」ではありますが…これはれっきとしたビジネス用語なんです。

「ブルーオーシャン」とは「未開拓の市場」を意味します。未開拓ということは、参入している企業がいない、もしくは極端に少ない「競争のない市場」ということ。競合相手のいない新しい事業で他社と差別化をはかり、高い利益をあげることを表します。

「ブルーオーシャン」という文字面とは一見まったく関係のなさそうな内容ですね。ではなぜこの「未開拓の市場」を「ブルーオーシャン」と呼ぶようになったのでしょう?

「ブルーオーシャン」の語源は?

「ブルーオーシャン」という言葉を提唱したのが、フランス・INSEADの看板教授であるW・チャン・キムとレネ・モボルニュです。

共同著書の「ブルーオーシャン戦略ー競争のない世界を想像するー」は、2005年2月の初版刊行後350万部を超えるベストセラーとなり、今も世界中のビジネスパーソンから注目されています。

著書内では、穏やかでのどかな青い海のイメージからの競合相手のいない新規開拓の市場を「ブルーオーシャン」と暗喩し、逆に多数の競合相手がいる「血みどろの競争」が繰り広げられている激しい既存市場のことを「レッドオーシャン」と暗喩。現代のビジネスシーンでは一つの指針となる、大変重要な概念となっています。

INSEAD(インシアード・欧州経営大学院)とは:フランス・フォンテーヌブロー、シンガポール、アラブ・アブダビにそれぞれキャンパスを持ち、経営の擬似体験の実施を通してさまざまな知識を身につけることができる、世界トップクラスのビジネススクール。1957年フランスにて創立。INSEADのMBAプログラムは、Financial TimesやBusinessWeekなどの名だたる経済メディアから最高ランクの評価を受けています。

「ブルー・オーシャン戦略」とは?

image by iStockphoto

上記に「ブルーオーシャン戦略」という言葉が登場しましたが、これは「ブルーオーシャン」とう定義を前提に、この市場でいかに事業を展開し企業を成長させていくかという経営論です。

ブルーオーシャン戦略にはステップがあります。

1.コストを下げて価値を上げるための「バリューイノベーション」
2.未購入層の理由を洗い出す「非顧客の3分類」
3.新しい市場を作るための「6つのパス」

以下でそれぞれの意味を説明していきましょう。

「バリューイノベーション」

「価格革新」とも呼びます。競合他社のベンチマーキング(多角的に比較・分析すること)や市場のマーケティングを行なって競争するのではなく、自社が提供する商品やサービスに独自の付加価値をつけて差別化をすることが発展につながるという考え方です。競争にかかるコストを削減できる分、自社の事業にコストをかけられるため、低コストかつ高利益を実現できるということですね。大事なのはコスト削減と付加価値の付与のいずれかだけではなく、両方実現することだと「ブルーオーシャン戦略」内では謳っています。

そしてこの「バリューイノベーション」を行う際に基本となるのは、以下の4つのアクション。頭文字をとって「ERRC(エルック)」と呼ばれているフレームワーク(ビジネスモデル設計用ツール)です。

1.Eliminate(取り除く):不要であり排除できるものは何か?
2.Reduce(減らす):まったく不要ではないが削減できるものは何か?
3.Raise(増やす):今あるものの中で増やせるものは何か?
4.Create(付加):新たに孵化できるものは何か?

1.2.はコスト削減、3.4.は付加価値付与のためのアクションです。このいずれもが実現できていないと、バリューイノベーション成立とはなりません。

「非顧客の3分類」

これまで顧客ではなかった層の人々の中から顧客を獲得し、新しい市場を開拓することを指します。自社の商品やサービスを利用しない層を3つのグループに分け、「なぜ買わないのか」「どうすれば買うのか」を分析。独自のビジネスモデルを構築するのに大変重要な作業です。

1.第1グループ:できれば利用したくない層。他のものでいいと思っている消極的買手
2.第2グループ:利用しないと決めている層。ネガティブなイメージを抱いている
3.第3グループ:まったく興味のない層。自身とは無関係だと思っている

非顧客それぞれのグループには、その商品やサービスを利用しないそれぞれのがあります。それを洗い出し、対策を考えていく作業です。

第1グループではなぜ他のものでもいいと思っているのか?代替品が良いと思う理由はなんなのか。第2グループでは悪いイメージを持つようになったその要因は何か、そのイメージを覆すにはどうすべきか。第3のグループは最も距離が遠い、既存製品も代替品も興味のないグループ。この層を顧客に転換することができれば大変大きなマーケットになるとされています。

「6つのパス」

ブルーオーシャン市場を見つけるための視点を6つに分類したものです。

1.自社商品やサービスの代替となり得る間接競合からヒントを得る
2.同じジャンルの直接競合の戦略に学ぶ
3.買い手を分類しそれぞれの層のニーズの違いを比較する
4.自社製品・サービスを補完する周辺商品を洗い出す
5.ユーザビリティ(使いやすさ)やベネフィット(顧客が受けるメリット)の刷新
6.未来を予測し市場の変化を読み取り今後の方向性を定める

それぞれを分析することで、新しい市場である「ブルーオーシャン」に乗り出すことができるとされています。

「ブルーオーシャン戦略」の成功例

書籍「ブルーオーシャン戦略」内にて、実際にブルーオーシャン戦略に成功し戦略の見本と挙げられているのが、シルク・ドゥ・ソレイユです。

image by iStockphoto

それまでのサーカス団には必須と言われていたギャランティの高いスターパフォーマーや、維持費の高い動物などを使わず、コストのかかるグッズ制作なども排除。その分芸術性の高い美しいパフォーマンスを実現し、他のサーカス団とは一線を画したことで見事ブルーオーシャン市場を開拓しました。

さらにもう一つの成功例として挙げられている企業が、10分1000円の短時間・低価格ヘアカットを提供するQBハウスです。

image by iStockphoto

QBハウス創業者である小西國義氏が、今まで自身が理容室で受けていた「髭剃りやマッサージなど、時間はかかるのに自分にとってはあまり必要ではないサービス」をどうにかできないか?と考えたことがきっかけ。サービスをヘアカットだけに収縮した今までにない理容ビジネスを展開し、大きな市場を獲得しました。

「ブルーオーシャン」の使い方

image by iStockphoto

さて、ここからは「ブルーオーシャン」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.ブルーオーシャンを見つけて切り開くことがビジネス成功への第一歩である
2.このジャンルの事業はライバルが極端に少なく、圧倒的なブルーオーシャンだ
3.顧客を引き寄せる魅力的なビジネスモデルを考えブルーオーシャンへの入り口を探す

「ブルーオーシャン」は市場開拓という意味のため、見つける、探すなどといった言葉と共に使うことが多いです。

\次のページで「「ブルーオーシャン」の類義語や関連用語は?違いは?」を解説!/

「ブルーオーシャン」の類義語や関連用語は?違いは?

「ブルーオーシャン」の類義語や関連用語を見ていきましょう。

「新規市場」

「ブルーオーシャン」とほぼ同義で使われます。ただし、「新規市場参入」となるとこれは他社がすでに開拓した市場に加わることを指すため、意味が大きく異なってきますね。

「ニッチ戦略」

「ブルーオーシャン戦略」と同様に他者と競争しない戦略ですが、その方法には違いがあります。「ニッチ戦略」とは「隙間戦略」で、既存の商品やサービスでは満足できない層がターゲットです。「ブルーオーシャン戦略」が競合のない新しい分野での独自路線を目指すものなら、「ニッチ戦略」はすでにある程度認知されている市場の中でピンポイントのニーズを狙うもの。そのため、「ニッチ戦略」の土壌がレッドオーシャンな場合もあるでしょう。

「ブルーオーシャン」の対義語は?

「ブルーオーシャン」の対義語を見ていきましょう。

「レッドオーシャン」

「レッドオーシャン」は競合企業が乱立し、新規参入も激しい「血みどろ」の激しい競争が行われている既存市場を指します。「血みどろ市場」なんてちょっと怖い表現の仕方ですね。「レッドオーシャン」を土壌に戦う企業は、他社のベンチマーキングを入念に行い、安売りや過剰なサービスなどで顧客獲得を狙います。

なぜそんな過酷な市場でビジネスを?と疑問に思うと思いますが、やはり市場が認知されていて成熟しており顕在的な需要があること、すでにビジネスモデルが確立しているため模倣・追随しやすいことが「あえてレッドオーシャンを選ぶ理由」なのではないでしょうか。

需要が確実にあるレッドオーシャン市場の中でニッチなニーズを発見し、自社だけのブルーオーシャンを作り出すという企業も多いです。

「コモディティ化」

「レッドオーシャン」を語るときによく用いられる言葉です。成熟し競合が激しいレッドオーシャン市場では、扱う商品やサービスの質が高いレベルで同質化し、企業ごとの差が少なくなりがち。そのため、顧客は「どれも同じレベルなのであれば商品の魅力や価値などではなく、価格や手に入りやすさなどで選ぼう」という意識になっていきます。市場に多くの類似商品・サービスが流通することで差異がなくなり、どれも同じように見えてしまうということですね。これが「コモディティ化」です。

この状態になってしまうと、顧客にとってはどれを買おうが利用しようが大差ないので企業にとっては一苦労。顧客獲得のため価格を下げたりサービスを付加したりコストをかけて大きな広告を打ち出したりなど、レッドオーシャン市場でさらに過酷な競争を強いられることになります。

「ブルーオーシャン」を使いこなそう

この記事では「ブルーオーシャン」の意味・使い方・類語などをご説明しました。

注意したいのが、ブルーオーシャン市場は「世間から認知されていない市場」であることです。見つけるのも難しく、見つけられたとしても一から切り開いていかなければなりません。資本や人材の確保、コンテンツの創造力などの企業力が問われるでしょう。さらに未開拓の市場のためにお手本となるビジネスモデルがありません。さらに認知され軌道に乗るまで、相当の時間と手間がかかるでしょう。しかしこれを乗り越えた先には大きなマーケットという無限の可能性を持つ大海が広がっています。

自身がビジネスを展開する際、土台となる市場に「ブルーオーシャン」を選ぶのか、それともあえて「レッドオーシャン」を選ぶのか。顧客が求める価値が多様化している今、どんな経営戦略を立てるのかを考えるとき、大変役立つ概念であることには間違い無いでしょう。

" /> 「ブルーオーシャン」の意味や使い方は?例文や類語をビジネス用語に詳しいWebライターがわかりやすく解説! – Study-Z
国語言葉の意味

「ブルーオーシャン」の意味や使い方は?例文や類語をビジネス用語に詳しいWebライターがわかりやすく解説!

この記事では「ブルーオーシャン」について解説する。

ブルーオーシャンとはビジネス用語で「未開拓の市場」を表す言葉ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

情報誌系の記者を経験し、ビジネス用語に詳しいライター・にべこを呼んです。一緒に「ブルーオーシャン」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/にべこ

某大手情報誌の記者を務め、現在はフリーランスに。ビジネス用語ならおまかせ!さまざまなシーンで使えるカタカナ言葉をわかりやすくご紹介します。

「ブルオーシャン」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「ブルーオーシャン」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「ブルーオーシャン」の意味は?

「ブルーオーシャン」には、次のような意味があります。

経営学の用語で、競争のない未開拓市場のこと。新しい商品やサービスを開発・投入することで創出される競合相手のいない市場。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「ブルーオーシャン」

「え?『ブルーオーシャン』がビジネス用語?」とびっくりされた方もいるのではないでしょうか。確かに直訳すると「青い海」ではありますが…これはれっきとしたビジネス用語なんです。

「ブルーオーシャン」とは「未開拓の市場」を意味します。未開拓ということは、参入している企業がいない、もしくは極端に少ない「競争のない市場」ということ。競合相手のいない新しい事業で他社と差別化をはかり、高い利益をあげることを表します。

「ブルーオーシャン」という文字面とは一見まったく関係のなさそうな内容ですね。ではなぜこの「未開拓の市場」を「ブルーオーシャン」と呼ぶようになったのでしょう?

「ブルーオーシャン」の語源は?

「ブルーオーシャン」という言葉を提唱したのが、フランス・INSEADの看板教授であるW・チャン・キムとレネ・モボルニュです。

共同著書の「ブルーオーシャン戦略ー競争のない世界を想像するー」は、2005年2月の初版刊行後350万部を超えるベストセラーとなり、今も世界中のビジネスパーソンから注目されています。

著書内では、穏やかでのどかな青い海のイメージからの競合相手のいない新規開拓の市場を「ブルーオーシャン」と暗喩し、逆に多数の競合相手がいる「血みどろの競争」が繰り広げられている激しい既存市場のことを「レッドオーシャン」と暗喩。現代のビジネスシーンでは一つの指針となる、大変重要な概念となっています。

INSEAD(インシアード・欧州経営大学院)とは:フランス・フォンテーヌブロー、シンガポール、アラブ・アブダビにそれぞれキャンパスを持ち、経営の擬似体験の実施を通してさまざまな知識を身につけることができる、世界トップクラスのビジネススクール。1957年フランスにて創立。INSEADのMBAプログラムは、Financial TimesやBusinessWeekなどの名だたる経済メディアから最高ランクの評価を受けています。

「ブルー・オーシャン戦略」とは?

image by iStockphoto

上記に「ブルーオーシャン戦略」という言葉が登場しましたが、これは「ブルーオーシャン」とう定義を前提に、この市場でいかに事業を展開し企業を成長させていくかという経営論です。

ブルーオーシャン戦略にはステップがあります。

1.コストを下げて価値を上げるための「バリューイノベーション」
2.未購入層の理由を洗い出す「非顧客の3分類」
3.新しい市場を作るための「6つのパス」

以下でそれぞれの意味を説明していきましょう。

「バリューイノベーション」

「価格革新」とも呼びます。競合他社のベンチマーキング(多角的に比較・分析すること)や市場のマーケティングを行なって競争するのではなく、自社が提供する商品やサービスに独自の付加価値をつけて差別化をすることが発展につながるという考え方です。競争にかかるコストを削減できる分、自社の事業にコストをかけられるため、低コストかつ高利益を実現できるということですね。大事なのはコスト削減と付加価値の付与のいずれかだけではなく、両方実現することだと「ブルーオーシャン戦略」内では謳っています。

そしてこの「バリューイノベーション」を行う際に基本となるのは、以下の4つのアクション。頭文字をとって「ERRC(エルック)」と呼ばれているフレームワーク(ビジネスモデル設計用ツール)です。

1.Eliminate(取り除く):不要であり排除できるものは何か?
2.Reduce(減らす):まったく不要ではないが削減できるものは何か?
3.Raise(増やす):今あるものの中で増やせるものは何か?
4.Create(付加):新たに孵化できるものは何か?

1.2.はコスト削減、3.4.は付加価値付与のためのアクションです。このいずれもが実現できていないと、バリューイノベーション成立とはなりません。

「非顧客の3分類」

これまで顧客ではなかった層の人々の中から顧客を獲得し、新しい市場を開拓することを指します。自社の商品やサービスを利用しない層を3つのグループに分け、「なぜ買わないのか」「どうすれば買うのか」を分析。独自のビジネスモデルを構築するのに大変重要な作業です。

1.第1グループ:できれば利用したくない層。他のものでいいと思っている消極的買手
2.第2グループ:利用しないと決めている層。ネガティブなイメージを抱いている
3.第3グループ:まったく興味のない層。自身とは無関係だと思っている

非顧客それぞれのグループには、その商品やサービスを利用しないそれぞれのがあります。それを洗い出し、対策を考えていく作業です。

第1グループではなぜ他のものでもいいと思っているのか?代替品が良いと思う理由はなんなのか。第2グループでは悪いイメージを持つようになったその要因は何か、そのイメージを覆すにはどうすべきか。第3のグループは最も距離が遠い、既存製品も代替品も興味のないグループ。この層を顧客に転換することができれば大変大きなマーケットになるとされています。

「6つのパス」

ブルーオーシャン市場を見つけるための視点を6つに分類したものです。

1.自社商品やサービスの代替となり得る間接競合からヒントを得る
2.同じジャンルの直接競合の戦略に学ぶ
3.買い手を分類しそれぞれの層のニーズの違いを比較する
4.自社製品・サービスを補完する周辺商品を洗い出す
5.ユーザビリティ(使いやすさ)やベネフィット(顧客が受けるメリット)の刷新
6.未来を予測し市場の変化を読み取り今後の方向性を定める

それぞれを分析することで、新しい市場である「ブルーオーシャン」に乗り出すことができるとされています。

「ブルーオーシャン戦略」の成功例

書籍「ブルーオーシャン戦略」内にて、実際にブルーオーシャン戦略に成功し戦略の見本と挙げられているのが、シルク・ドゥ・ソレイユです。

image by iStockphoto

それまでのサーカス団には必須と言われていたギャランティの高いスターパフォーマーや、維持費の高い動物などを使わず、コストのかかるグッズ制作なども排除。その分芸術性の高い美しいパフォーマンスを実現し、他のサーカス団とは一線を画したことで見事ブルーオーシャン市場を開拓しました。

さらにもう一つの成功例として挙げられている企業が、10分1000円の短時間・低価格ヘアカットを提供するQBハウスです。

image by iStockphoto

QBハウス創業者である小西國義氏が、今まで自身が理容室で受けていた「髭剃りやマッサージなど、時間はかかるのに自分にとってはあまり必要ではないサービス」をどうにかできないか?と考えたことがきっかけ。サービスをヘアカットだけに収縮した今までにない理容ビジネスを展開し、大きな市場を獲得しました。

「ブルーオーシャン」の使い方

image by iStockphoto

さて、ここからは「ブルーオーシャン」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.ブルーオーシャンを見つけて切り開くことがビジネス成功への第一歩である
2.このジャンルの事業はライバルが極端に少なく、圧倒的なブルーオーシャンだ
3.顧客を引き寄せる魅力的なビジネスモデルを考えブルーオーシャンへの入り口を探す

「ブルーオーシャン」は市場開拓という意味のため、見つける、探すなどといった言葉と共に使うことが多いです。

\次のページで「「ブルーオーシャン」の類義語や関連用語は?違いは?」を解説!/

次のページを読む
1 2
Share: