国語言葉の意味

勢いを自動車に例えた表現!「エンジンがかかる」の意味や類義語などを院卒日本語教師がわかりやすく解説

最近模試があったんですが、うちの特別進学クラスの生徒、みんな軒並み成績が上昇していた。ようやくエンジンがかかってきたかな。エンジンがかかってきたなら、このまま受験まで突っ走ってほしいもんだぜ。

この「エンジンがかかる」という表現、よく使われるよな。他にも似た意味を表す表現は色々とあるのですが、比較していくと面白いぞ。今回はそんな「エンジンがかかる」の意味や類義語などを、院卒日本語教師の”むかいひろき”に解説してもらうぞ。

ライター/むかいひろき

ロシアの大学で2年間働き、日本で大学院修士課程修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。

「エンジンがかかる」の意味や使い方は?

image by iStockphoto

「エンジンがかかる」という表現、使ったことがあるという人も、聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。何となく使っている表現ですが、詳細を見てみると面白いですよ。まずはその「エンジンがかかる」の意味や使い方を見ていきましょう。

「エンジンがかかる」の意味は「調子が出る。勢いがつく」

最初に、「エンジンがかかる」の辞書での意味を確認していきましょう。国語辞典には「エンジンがかかる」は次のような意味が掲載されています。(国語辞典では、「かかる」が漢字表記で掲載されている場合も多いです。)

調子が出る。勢いがつく。

出典:明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「◆エンジンが掛か・る」

「エンジンがかかる」は「調子が出る」「勢いがつく」という意味の慣用表現です。人や物事の勢いを、自動車のエンジンが順調にかかり快調に走っていく様子に例えた表現ですね。

なお、見た目が似た表現に「拍車がかかる」がありますが、こちらは「物事の進行が一段と速くなる」という意味の表現で、「エンジンがかかる」とは意味が異なります。注意しましょう。

「エンジンがかかる」の使い方を例文とともに確認!

image by iStockphoto

続いて、「エンジンがかかる」の使い方を例文とともに確認していきましょう。「エンジンがかかる」は、人や物事が本調子になることを表すため、プラスのニュアンスで使用されることがほとんどです。

\次のページで「「エンジンがかかる」の類義語は?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: