「杜撰」の使い方・例文
それでは「杜撰」の使い方を、実際の例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.杜撰な管理をしていたために、商品の在庫数が全く把握できていない。
2.君のレポートは、インターネットの情報からの寄せ集めで根拠がなく、杜撰だと非難されて当然だと思う。
3.最近、日々繰り返す業務が多く従業員の慣れがあるせいか杜撰さが目立ってきた。
1の例文のように「杜撰」は、「杜撰な○○」と言う使い方で形容詞として使われることが多いでしょう。2は、形容動詞で用いられています。また、3のように「杜撰さ」と活用する事で、名詞として使うこともできるでしょう。そして語源で説明したとおり、元々は詩文に対していい加減で間違いが多いと言うことを表す熟語でしたが、例文のように仕事などの行動、作品などにも使うことができます。
「粗雑」
「粗雑(そざつ)」とは、細かいところまで注意せず、いいかげんで大雑把である、と言うことです。「粗(あら)い」「雑(ざつ)」と言う漢字から成っていますから、大雑把で扱いが雑だ、と言う意味合いが感じられますね。使い方は、「粗雑な対応」「粗雑な文章」などと用いられ、人の行動や作品に対し形容詞などで使われます。また、「粗雑な布」など、物に対して用いた場合には、品質が劣っていることを表す場合もありますから覚えておきましょう。
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