大正現代社会

3分で分かる「関東大震災」当時の被害やその後の影響を元大学教員が開設

よぉ、桜木建二だ。関東大震災は大正12年9月に発生した地震災害のこと。震災の被害にはいろいろなパターンがある。この震災の特徴は火災が家屋に燃え広がり多数の死者が出たことだ。今でも大きな地震が起こるたびに関東大震災の話が引用されるほど、忘れがたい過去として記憶されている。

関東大震災の震源、余震の影響、その後の防災政策など、現代社会に詳しいライターひこすけと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/ひこすけ

アメリカの歴史や文化を専門とする元大学教員。東日本大震災のときは茨城県で被災。当時、津波の被害を伝える映像を見て恐怖を感じたことを覚えている。かつて関東エリアを襲った関東大震災は私たちにどんな教訓を残したのだろうか。被害が広がった原因や復興の過程をまとめてみた。

関東大震災の全体像

image by PIXTA / 70812314

関東大震災が起こったのは大正12年9月1日。発生時間は11時58分32秒ごろとされています。お昼どきに発生したこともあり火災も発生。延焼により被害が広がりました。

関東全域に被害をもたらした大地震

関東大震災の被害がおよんだ地域はおもに東京と神奈川。そのほか、茨城や千葉など関東全域、さらには静岡にも影響が及びました。関東大震災は、内陸部だけではなく沿岸にも広がるなど、エリアをまたいで影響が出たことが特徴です。

被害とひとことで言っても、その内容はさまざま。揺れによる倒壊に加え、津波、火災、列車事故など、複数の被害がからみあって広がりました。大正時代は大規模な洋館が増加。そのような様式を採用していた官公庁、大学、デパートなどの建物が倒壊します。

東日本大震災以前の最大規模の被害

関東大震災は、東日本大震災が平成23年に発生する以前の、最大規模の被害をもたらした地震災害とされています。地震が直撃したのが政府機能が集中している東京。官公庁の建物自体が被害にあっていることから、一時期は政府機能が麻痺したと言われています。

地震が発生する8日前、内閣総理大臣であった加藤友三郎が偶然にも亡くなっていました。そのため外務大臣が内閣総理大臣を兼務している状況。震災当日は兼務のまま対応、次の日に海軍大将である山本権兵衛が内閣総理大臣に就任しました。

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大正時代は、近代化がすすみ大規模建築が増加していた。さらに人口増加で家屋密集エリアも存在。それで関東大震災の被害が拡大したように思う。大正時代の背景を意識しながら震災の状況を見ることをおすすめする。

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