「ロジック」
「セオリー」に似た言葉で「ロジック」というものがあります。日本語にすると「論法、論理」です。「セオリー」が「理論」、「ロジック」が「論理」なので、かなり似ているという印象がありますよね。ですが、この2つは別物と考えなければいけません。
「理論」の意味は、前述した通り「個々の現象を筋道立てて説明できるようにするための知識体系」です。それに対して「論理」とは、「議論を進めていくための筋道や思考方法」となります。まだこれでも分かりにくいですよね。もっと違いを分かりやすく説明するならば、完成された考え方が「理論(セオリー)」で、理論立てて説明するための考え方を「論理(ロジック)」と言います。
「セオリー」の対義語は?
さらに、「セオリー」の対義語は何でしょうか。
「アクション」
「セオリー」とは「理論」という意味があると前述しました。「理論」という日本語には確たる対義語が存在し、それは「実践」という言葉です。「セオリー」と同じカタカナで揃えたいので、次は「実践」を英訳してみましょう。すると、「practice」と言う単語に行き当たります。しかし、日本で「プラクティス」と言えば「練習」や「けいこ」です。これではしっくりこないですよね。
そこで、「実践」を少し変えて「実行」にしてみましょう。すると「action」と言う単語が見つかります。「アクション」ならば日本語でも「アクションを起こす」などと言いますので、腑に落ちた印象になるはずです。実際に国語辞典で「アクション」を引くと「動作、活動」と書いてあり、こちらがふさわしいと分かります。
「theory」
「セオリー」を英語で表記すると「theory」となります。もちろんつづりも注意しなければいけません。しかし、特に日本人ならもっと注意すべきは発音です。発音記号では〔θíːəri〕と表記しますが、これを無理矢理カタカナで表現してみれば「スィアリィ」という感じになります。「セオリー」とはかけ離れた感がありますよね。やはり英語の発音をマスターするには、実際に使われている英語を耳にすべきです。そして、実際に口にして発音しなければいけません。英語の習得に関しては、「セオリー」よりも「アクション」が重要です。
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