
「興に乗る」の使い方・例文
「興に乗る」の例文を使い、みていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.プロジェクトは1日で、目標金額の100%を達成し、グループは興に乗るように沸き上がった。
2.ゲストは即興で演奏を披露し、イベント参加者は踊り狂い、興に乗る。
3.興に乗る話も出ない会議は、無言のまま2時間の地獄だった。
全ての例文は実話をモチーフにしています。「興に乗る」は調子づくや勢いづく様子を示す言葉です。
1の例文は自分の行っているクラウドファンディングにて、スタートが成功したときですね。支援が増加し、盛り上がりや勢いが、情景として描けています。
2の例文は、即興の演奏と対比させてみました。このような用い方もよくあります。
3の例文は、地獄の沈黙の会議です。興に乗る~ないで、打ち消しの表現を示します。
「興に乗る」は主語を選びません。決まった使い方もしませんが「興に乗り」などと変換して使います。ただ前提条件として面白い対象(もしくは面白くない対象・つまり理由)を、文章内もしくは前後の文に入れることを必須です。
「ご機嫌」
「興に乗る」の最も類似している表現は「ご機嫌」です。特に「ご機嫌がよい」などと表現をすると、気乗りをしていて、いろいろなことに前向きに進もうという様子を描けます。ただ「興に乗る」との違いは、勢いが付くまでの盛り上がりを、言い表せない点です。
「悦楽」
「悦楽」とは喜び楽しんでいるさまを言い表します。「悦楽にひたる」と使用すると、喜びに満ちたウキウキ感で、ものごとに取り組んでいる状況ですね。「興に乗る」との違いは、勢いが付くとまでは言えず「悦楽」は個人で楽しんでいる印象が強い言葉です。
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