
3分で簡単「デンプン」と「ブドウ糖」!体内でどうやって分解される?現役理系大学院生がわかりやすく解説!
良く噛もう!デンプンを消化吸収する仕組み
今回は「デンプンブドウ糖」というテーマで、「デンプン」の構造や消化について説明をしました。さらに多くの皆さんが経験したことがある「ヨウ素デンプン反応」についてもその原理を解説しました。
糖質(炭水化物から繊維を除いたもの)はヒトにとって重要な栄養の一つです。デンプンはまず、だ液に含まれるアミラーゼによって分解されます。食べ物を噛む(咀嚼する)という行為は、食べ物を砕いて飲み込みやすくするためではなく、唾液を分泌してデンプンとアミラーゼを反応させるための重要な消化行為です。良く噛んで食べることが大切ですね。
その後、膵液に含まれるアミラーゼで完全にマルトースへと分解され、さらに腸内でマルターゼで切断されてブドウ糖へと変わります。このブドウ糖がヒトの体にとってのエネルギーとなり、それぞれの細胞で使われたり、必要に応じて蓄えられたりするのです。脂肪やタンパク質もそれぞれの消化酵素を使って消化・吸収されています。興味のある人はぜひ調べてみてくださいね。