「糧となる」
糧は食物や、活動の根元を指しています。「糧となる」と言うと少し難しく聞こえるでしょうが、意味合いとしては「糧になる」だと考えてもいいでしょう。もちろん「糧になる」と表現するのも間違っていません。
経験が、今後を頑張る力になるというような意味です。ただ、こちらは食べ物が栄養になる意味での「血となり肉となる」と同様の使い方はできないので注意しましょう。
「血となり肉となる」の対義語は?
次に、「血となり肉となる」の対義語をご紹介します。
「ふいになる」
こちらは無駄になることや虚しい結果になってしまうことを表した単語です。「ふい」は、まったくなくなることや無駄になってしまうことを表しています。それになるということでそのような意味になる訳です。
そのため、食べ物に関しては使いませんが、経験や行動に関しては反対の意味で使えるでしょう。
「消化不良」
「血となり肉となる」の類義語として「消化する」を紹介させていただきました。その「消化」に、うまくいかないという意味を持つ「不良」を組み合わせた単語が、「消化不良」です。
こちらは食べたものがうまく消化できないことを表すのはもちろん、学んだことに対してしっかり納得できないことを表す際にも使えます。「高校数学に関しては消化不良気味だ」などのように使える訳ですね。
「食傷」
読み方は「しょくしょう」。食あたりのことを表す言葉です。
また、それ以外にも同じ食べ物を与えられるばかりで飽き飽きしてしまうことを表します。そこから転じて、同じことが続いて飽き飽きして嫌気が差すことも表せるのです。厳密には対義語と言えるか怪しいところですが、うまく血肉にできないという意味では反対の意味だと言えるだろうということで、ご紹介させていただきました。
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