この記事では「もっともです」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「That makes sense.」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「もっともです」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「もっともです」の意味と使い方は?

「もっともです」は、会話の中で相手の話に同意する時に使いますね。それでは、「もっともです」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「もっともです」の意味

「もっともです」の「です」は、断定の意味の「だ」を丁寧な形にしたものです。そこで「もっとも」の意味を調べてみました。

1.[名・形動]道理にかなっていること。なるほどその通りだと思われること。また、そのさま。当然
2.[接]前の事柄を肯定しつつ、例外あるいは一部相反する内容を補足するときに用いる。とはいうものの。なるほどそうだが。ただし。
3.[副]
1 いかにもなるほどと思われるさま。本当に。まったく。当然。
2 (あとに打消しの語を伴って)少しも。全然。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「尤も(もっとも)」

「もっともです」の使い方・例文

「もっともです」は、相手の言ったことに対し「その通りです」と肯定的に相槌を打つ時などに使われます。次に「もっともです」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.おっしゃることは、ごもっともです。
2.彼の言うことはもっともですが、予算的に難しいと思います。
3.その質問が出るのはもっともだと思いますが、今のところこれ以上のことはお答えできません。

\次のページで「「もっともです」の英語での表現は?」を解説!/

「もっともです」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「もっともです」は、相手の言ったことを肯定する相槌だと考えると、多くの英訳が考えられます。

「もっともです」の英語表現

「That makes sense.」を使えば「もっともです」の意味を表すことができます

「make sense」は「道理にかなっている」「意味がわかる」などの意味があり、主にアメリカ人が好んで使っているフレーズです。「That makes sense.」は、相手の言ったことに対して「その通りだ」という意味で相槌のように使うことができます。

1.In case of rain, we need to postpone this plan.
雨の場合、このプランは延期する必要があります。
That makes sense.
もっともです。

2.If you want to lose weight, you need to cut off snacks.
痩せたければ、間食はやめるべきです。
That makes a lot of sense.
至極ごもっともです。

「That makes sense.」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

相手の言うことを肯定する相槌の言葉はまだまだありますが、次は「agree」を使った基本的な表現について説明します。

似た表現「I agree with you.」

「I agree with you.」を使っても「もっともです」という意味を表現することができます

「agree」は「同意する」「賛成する」という意味で習ったことを覚えている人も多いのではないでしょうか。「agree」+「with」の形で「~に同意する」という意味になります。少しこなれた印象の表現にしたい場合は「I'm with you.」がおすすめです。しかしややカジュアルな印象になるので、フォーマルな場には向いていません。

\次のページで「「もっともです」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.I think she should take responsibility.
彼女は責任を取るべきだと思います。
I agree with you.
もっともです。

2.I'd rather stay here than go back to England.
イギリスに帰るより、ここに留まろうと思います。
I agree with you to some extent, but you have to think about your family.
ある程度はもっともだと思いますが、家族のことも考えなければなりませんよ。

「もっともです」を英語で言ってみよう

この記事では「もっともです」の意味・使い方・英訳を説明しました。相手に同意するフレーズは数多くありますが、基本的なフレーズとして「That makes sense.」や「I agree with you.」などを覚えておきましょう。相槌のバリエーションとして「Exactly.」「Right.」「Absolutely. 」なども覚えておいてもいいでしょう。どれも「もっともです」を意味する言葉ですが、一語なので簡単に使えそうですね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「もっともです」は英語でどう表現する?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

「もっともです」の英語での表現は?

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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「もっともです」は、相手の言ったことを肯定する相槌だと考えると、多くの英訳が考えられます。

「もっともです」の英語表現

「That makes sense.」を使えば「もっともです」の意味を表すことができます

「make sense」は「道理にかなっている」「意味がわかる」などの意味があり、主にアメリカ人が好んで使っているフレーズです。「That makes sense.」は、相手の言ったことに対して「その通りだ」という意味で相槌のように使うことができます。

1.In case of rain, we need to postpone this plan.
雨の場合、このプランは延期する必要があります。
That makes sense.
もっともです。

2.If you want to lose weight, you need to cut off snacks.
痩せたければ、間食はやめるべきです。
That makes a lot of sense.
至極ごもっともです。

「That makes sense.」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

相手の言うことを肯定する相槌の言葉はまだまだありますが、次は「agree」を使った基本的な表現について説明します。

似た表現「I agree with you.」

「I agree with you.」を使っても「もっともです」という意味を表現することができます

「agree」は「同意する」「賛成する」という意味で習ったことを覚えている人も多いのではないでしょうか。「agree」+「with」の形で「~に同意する」という意味になります。少しこなれた印象の表現にしたい場合は「I’m with you.」がおすすめです。しかしややカジュアルな印象になるので、フォーマルな場には向いていません。

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