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【島耕作だけじゃない!】神マンガ家・弘兼憲史のおすすめマンガ8選

心に染みる人間ドラマにじっくり浸りたい時、ありませんか?
そんな時におすすめなのが、『島耕作』シリーズでも有名なマンガ家、弘兼憲史さんです。

本日は「ドラゴン桜」「宇宙兄弟」等の編集を手掛ける佐渡島庸平さんから「弘兼憲史のおすすめマンガ8選」を聞いてきました。
魅力的な作品ばかりのラインナップ。見逃さないようにしてください!

繰り広げられる人間ドラマ。その舞台は多種多様!

弘兼憲史さんのマンガでまず思い浮かべるのは『島耕作』でしょうか。サラリーマンマンガの代名詞的な作品ですが、弘兼作品には他にも「探偵」「政治」「マスコミ」など、様々なジャンルのものがあることは意外と知られていないかもしれません。

人間ドラマという太い軸があるからこそ、どんなジャンルでも安心して読める弘兼さんの作品は、自分のお気に入りを見つけやすいとも言えるでしょう。

この記事ではその作品群から、おすすめなものを佐渡島さんに教えて頂きます。ぜひチェックしてみてください!

1979年生まれ。東京大学文学部を卒業後、2002年に講談社に入社。
週刊モーニング編集部にて、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当。2012年に講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社、コルクを創業。
著名作家陣とエージェント契約を結び、作品編集、著作権管理、ファンコミュニティ形成・運営などを行う。

その1.弘兼作品は短編もおすすめ『ハロー張りネズミ』

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ハロー張りネズミ(1) (ヤングマガジンコミックス)

Kindle版 > コミック
講談社
弘兼憲史(著)

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価格・情報の取得:2020-12-14

佐渡島さんがまず紹介するのは、『ハロー張りネズミ』。「探偵ものとしてベスト」と、面白さに加えて「とにかく弘兼さんは短編がうまい」と弘兼作品の良いところが合わさった作品として挙げられています。

今作のキャラクターは『島耕作』にもこっそり登場したりと、両方を読んでいると更におすすめなポイントもあるそう。どちらかと言わず、両方押さえたい作品と言えるでしょう。

「あかつか探偵事務所」所属・七瀬五郎とその仲間が数々の事件に挑む探偵マンガ。麻薬・失踪・超常現象…様々な事件を通して描かれるのは社会の裏側、心の闇。そんな中にも光を求め、探偵は今日も街を走る。

初期作品ながら、登場人物に丁寧にスポットライトを当てて描く手法は存分に発揮されていて、探偵ものとしても人情ものとしても読み応えは抜群。「読みやすいのに心に残る話が多い」という感想もあり、まず手に取ってみるのにもおすすめと言えるでしょう。

その2.人間模様を知るなら『人間交差点』

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人間交差点(1) (ビッグコミックス)

Kindle版 > コミック
小学館
弘兼憲史(著),矢島正雄(著)

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価格・情報の取得:2020-12-14

次に挙げられるのは『人間交差点』。「よくこんな話を思いつくな、というものがたくさん」と佐渡島さんも驚愕してしまうほど、“ストーリーの多様さ”が魅力の作品だそう。

基本的に1話完結の短編ながら全232話と、バリエーションの多さは言わずもがな。その数だけあるドラマは「人間を知るにも役立つ」とのことですから、ぜひ手に取ってみたいところです。短編なので読みたいと思った時にすぐ手に取れるのも嬉しいポイントと言えますね!

様々な時代、状況を舞台にして、運命に翻弄される人々の生き様を描いたヒューマンドラマコミック。多種多様なストーリーがありながら、一貫して紡がれるのは愛憎や悲喜を主軸にした人間の心の機微。

「人間とは何か?を考えさせられた」「大人になってから読んでも面白い」と、読めば読むほど面白さが増すマンガを求めている人に、おすすめしたくなる感想も多数。迷い、苦しみながらも懸命に生きる登場人物の姿が、グッと心に迫ります。

その3.マスコミ志望なら必読!?『ラストニュース』

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ラストニュース(1) (ビッグコミックス)

Kindle版 > コミック
小学館
弘兼憲史(著),猪瀬直樹(著)

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価格・情報の取得:2020-12-14

次が「マスコミ志望の学生は絶対に読んだ方が良い」と佐渡島さん鉄板の『ラストニュース』。「マスコミの裏側」を描いた作品ということで、弘兼さんはこの作品のためにテレビのコメンテーターをしていたこともあるそう…!

驚くほどのマンガ家魂ですが、リアルな描写はそうして生まれると考えたら納得です。ニュースがどんな風に作られているのか興味がある人にも読んで欲しい作品と言えるでしょう。

また「島耕作シリーズ」と共通の世界であることを示す描写もあり、島耕作ファンなら手にとってみたい作品です。

平日の夜、わずか11分間だけ放送されるニュース番組『ラストニュース』。スクープや厄ネタを扱う異端な番組を通して、マスメディアの裏側を描く報道マンガ。

「臨場感がすごい」「ニュースの裏側を描くマンガって実は少ない」と、読者からも“このマンガならでは”の面白さが際立つと言われる作品です。原作は東京都知事も務めた作家・猪瀬直樹。時事ネタもふんだんに取む作風に、弘兼流人間ドラマが絶妙な奥深さをプラス。読み応えたっぷりの作品になっています。

その4.超リアルな“大人”の話『黄昏流星群』

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黄昏流星群(1) (ビッグコミックス)

Kindle版 > コミック
小学館
弘兼憲史(著)

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価格・情報の取得:2020-12-14

次に佐渡島さんが紹介するのが『黄昏流星群』です。「老人の気持ちがこんなにしっかり描かれているものはなかなかない」と、現在70歳を超えた弘兼さんによる『人間交差点』とも言える出来だそうで、そのリアルさに敵う作品は確かに他にあまりないかもしれません。

佐渡島さん曰く、「人生の予習にもなる」マンガだそうで、ある意味で、人生の先輩の生き様を見せてもらえる作品と言ってもいいのではないでしょうか!

「40代以降の恋愛」を主軸にした大人のラブストーリー。様々な運命的な出会いと別れ、ほろ苦い結末…大人だからこそのドラマは弘兼作品の真骨頂と言えるでしょう。

「中高年の男性にしかわからない心境の機微が描かれている」とレビューでも高評価。映画・ドラマ化の回数も多く、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するなど、各方面での評価も高い。人生の黄昏に輝き、流れていく星の行く先をその目で確かめてください。

その5.政治を知るならこのマンガ『加治隆介の議』

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加治隆介の議(1) (モーニングコミックス)

Kindle版 > コミック
講談社
弘兼憲史(著)

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そして「政治マンガの最高峰」として挙げられるのが『加治隆介の議』。佐渡島さんも、読むと「政治家になろうか」「選挙に行かねば」という気持ちになってしまうとかで、どれだけパワーがあるのでしょうか…!

弘兼さんは取材を編集者に頼らず自分で行うのだそうで、それが作品にリアルさと説得力を与えているのでしょう。政治を知りたいと思ったときにも、まず読むのに最適の作品かもしれません!

ちなみに…「加治」の名にピンときたらあなたも島耕作通かもしれません。主人公「加治隆介」の息子である「加治 一明」は、実は社長島耕作で同名の国会議員が登場します。ところどころ、ファンとしてはニヤリとしてしまいそうな、共通した世界が描かれているようですよ。

一介のサラリーマンが政治家となり、地元だけでなく日本、そして世界へと進出していく様を描く政治ヒューマンドラマ。父の急死を受け、一度は断りながらも政治家を目指すことになった隆介。彼が数々の試練を乗り越え、激動の政治界を生き抜いていく様は必見です。

「島耕作が政治家だったら、と思わせる作品」「作者の油が乗り切っている」と既存シリーズのファンからも人気が高く、清濁併せ吞む大人の駆け引きにぐいぐい引き込まれてしまいます。

まだまだ押さえておきたい作品があります!

ここからは佐渡島さんの取り上げた作品以外でも、編集部で気になったものも紹介します。最後まで見逃さないでください!

その6.愛、その先に『兎が走る』

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兎が走る 1~最新巻(文庫版) [マーケットプレイス コミックセット]

コミック > コミック
STUDIO SHIP/小池書院
弘兼 憲史 小池 一夫(著)

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価格・情報の取得:2020-12-14

『子連れ狼』の小池一夫原作、「生きる」ことを考えさせるヒューマンドラマ。主人公はエリート刑事・磯卯一朗。通称「ウサギ」。キャバレーで出会った女と一夜を共にするが、そこに女のヒモ男が乱入。彼女はそれを、ウサギの拳銃で撃ち殺してしまう…。

愛のため波乱の人生を送ることになるウサギの生き様と結末は必読。「シンプルながら大人の世界がしっかり」とファンにも好評で、小池節と弘兼描写の贅沢なタッグも貴重な作品です。

その7.親子、複雑な心の機微『パパと生きる』

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パパと生きる (ビッグコミックス)

Kindle版 > コミック
小学館
弘兼憲史(著)

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価格・情報の取得:2020-12-14

“親子でありながらも男同士”という価値観も交えて描かれる、弘兼流ホームドラマ。主人公・堤直人は、妻と離婚し息子・虎夫と二人で暮らす中年男性。男手一つで育てるなか、出会った女性に好意を抱く。虎夫も彼女に懐き、だが同時に父親をとられてしまうのではないかと複雑な思いも募らせて…。

親子をテーマに、割り切れない微妙な感情ドラマを読ませてくれる作品です。作者の実体験も交えているとのことで、リアルな人間模様が描き出されています。

その8.やっぱり外せない代表作『会長島耕作』

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会長 島耕作(1) (モーニングコミックス)

Kindle版 > コミック
講談社
弘兼憲史(著)

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あの「島耕作」が今度は会長に就任!大ヒットシリーズの7作目にあたる今作で、社長を退任した島が取り組むのは国益のための様々な社会問題。前作『社長』までの時代とは異なり、政界や財界人とのコネクションにスポットが当てられるようになったのが特徴です。

これまでのシリーズから再登場するキャラクターも多くファンには嬉しい内容になっているといえるでしょう。サラリーマンマンガの金字塔作品で、世界を相手にますます広がる島の活躍を見逃さないでください。

マンガを学ぶなら、弘兼作品を読もう!

佐渡島さんおすすめの弘兼憲史さんの作品を紹介しました。人間ドラマが魅力なうえに、様々なジャンルも楽しめるラインナップだったのではないでしょうか。

「マンガを学ぶなら弘兼憲史」と佐渡島さんが太鼓判を押すほどのマンガ家、弘兼憲史さん。その作品、余すところなく楽しんでください!

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Study-Z編集部