“tough love”
「愛の鞭」の英訳は、“tough love”です。“tough”の意味は複数ありますが、ここでは「頑丈な」、「不屈の」といった意味で用いられます。「不屈の愛」が転じて、「相手のことを強く思う愛」→「相手のことを思って叱責すること」となり、”tough love”が「愛の鞭」を表すことになるのです。
「愛の鞭」を正しく振るうには、「愛する相手に嫌われてでも厳しくする」という覚悟が必要ですが、英訳を見ると、「愛の鞭」を振るう側にも”tough”な心を持つ必要があることが、より伝わってきますね。
「愛の鞭」を使いこなそう
この記事では「愛の鞭」の意味・使い方・類語などを説明しました。「愛の鞭」の本来の意味は、「愛するがゆえに厳しく?りつけること。その人のためを思ってする?責。」です。そのため、「単なる八つ当たり」を「愛の鞭」と表現してしまっては、言葉の使い方を誤っていることになります。愛のない鞭は、ただの虐待、八つ当たりです。鞭を振るうなら、正しく愛を持って振るえているかを、常に考えていなければいけませんね。子供が自我を形成する過程において、指導者側が正しく「愛の鞭」を使うことは、難しくも非常に重要なことです。