理科生物生物の分類・進化細胞・生殖・遺伝

5分でわかる「多細胞生物」!単細胞・多細胞か迷いやすい生物について科学館職員が説明

これはどっち?ユードリナとボルボックス

単細胞生物と多細胞生物を紹介してきましたが、単細胞生物同士が集まっている生物もいます。ユードリナやボルボックスは「細胞群体(定数群体)」といって無性生殖で増えた個体同士が細胞が集合した状態で生存しているのです。この細胞群体は単細胞が多細胞へと進化する過程の途中と考えられています。

ユードリナはクラミドモナスの仲間が進化したもので、和名はタマヒゲマワリです。ユードリナは16個から32個の細胞が集まって細胞群体を形成しています。

一方、ボルボックスもクラミドモナスの仲間が進化したものです。しかし細胞群体を作る数は大きく異なり、500以上の細胞が集まって細胞群体を作っています。和名ではオオヒゲマワリ。細胞群体を単細胞の集まりとしている参考書もありますが、ボルボックスは多細胞生物として扱うのが一般的です。なおこのボルボックス、面白いことに普段は無性生殖で繁殖していますが、生存しづらくなると有性生殖に切り替わります。

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いわゆる微生物には単細胞生物が多い。わずかに混ざった多細胞生物を忘れないように注意が必要だ。

また単細胞生物だけど集まって多細胞生物のようにふるまうものもいる。それがユードリナなどの「細胞群体」だ。ユードリナはクラミドモナスが進化したものが集まって集団を作っている。そのため、個々の細胞をみるどクラミドモナスと特徴がよく似ているんだ。しかしおなじクラミドモナスが進化したものが集まって集団でも500以上の細胞が集まったボルボックスは多細胞生物とされている。

役割分担で複雑な構造、多細胞

38億年ほど前に地球に単細胞生物が登場しました。初期は単純なつくりの生き物しかいなかったのが多細胞生物へと進化し、より複雑な生物が誕生したのです。多様性を身に着けたことで生物はより生き残りやすくなりました。

単細胞化多細胞で迷う生物と言えばゾウリムシやアメーバ、ミジンコなどでしょう。どれが単細胞生物でどれが多細胞生物課は図鑑などでしっかりと確認してくださいね。

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たかはし ふみか