
「リスケ」の使い方・例文
「リスケ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この用語は、たとえば以下のように用いられます。
1.電車が遅延している。午前中のミーティングに間に合いそうにないのでリスケをお願いした。
2.クライアントからデザインのリスケを頼まれた。サンプル品のアンケート結果を反映したいとのことだ。
3.物流センターでトラブルが発生した。この影響で新商品の発送が来週にリスケになった。
4.今月は資金繰りが苦しく月末の返済は厳しい状態だ。銀行にリスケをお願いするしかない。
では、使い方をビジネス分野と金融分野に分けて説明しますね。
例文1はビジネスシーンでの「リスケ」です。「ミーティングの予定を変更をする」という一番定番の使い方ですね。電車の遅延で当初の予定通り進まない様子が伺えますね。例文2は、「デザインに対するリスケ」です。ビジネスシーンでは予定の変更だけでなくデザインや商品の仕様の変更も「リスケ」という言葉を用いて表現しますよ。例文3は「商品の配送に関するリスケ」です。仕事にトラブルはつきものですよね。例文のように商品の発送・受け渡しの予定変更・再調整も「リスケ」を使って表すことができますよ。
例文4は、「金融機関へのリスケ」です。「銀行に対しての返済が間に合いそうになく、返済のスケジュールを変更してもらわないといけない厳しい状況」が感じられるでしょう。このように、銀行に返済の変更をお願いする場面でも使う言葉ですよ。ここで注意ポイント。「リスケ」は略語です。このため目上の人に使うと失礼になりますよ。あなたが使う場合は仲の良い同僚・後輩に使いましょうね。
「再調整」
「リスケ」の類義語には「再調整」が考えられるでしょう。「再調整」とは「手直し・修正・あらかじめ決まったものごとを変更し改める」の意。「再調整」は日程の変更だけでなく、意見・仕様など様々なものごとをに対して使うことがポイントです。「再び手を加え良い状態にする」という意味合いですね。
「リスケ」はややカジュアルな表現で気の知れた人に対して使う言葉でしたね。一方、「再調整」は丁寧な言い回しですよ。上司や取引先へのメールなどで使用されるでしょう。使う場面に応じて適切な言葉を選んで下さいね。
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