世界史

5分で分かる「大航海時代」航路開拓の背景や植民地化の流れを元大学教員が開設

インドとアメリカ大陸を間違えたコロンブス

コロンブスはアメリカ大陸に上陸したことで知られていますが、彼が探していたのは西回りのインド航路。そのためコロンブスは自分が上陸したのはインドだと信じていました。そのためカリブ海域に浮かぶ島々は西インド諸島と呼ばれるようになります。

インドとアメリカを間違えたものの、アメリカ大陸の金や銀に目をつけて先住民を虐殺。略奪行為を繰り返しました。そのため当初は英雄とされたものの、本国におけるコロンブスの評判は下がりだし、後期の航海は貧しいものでした。

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南北アメリカ大陸がヨーロッパの支配下に

大航海時代の中盤を超えると、ポルトガルとスペインの力が弱まり、イギリス、フランス、オランダが勢力を増します。とくに力が入れられたのが北アメリカ探検。スペインは南アメリカの植民地経営に力を入れていたため、北アメリカは手薄な状態でした。

南アメリカの「発見者」とされるのがコロンブス。一方、北アメリカの「発見者」と言われているのがイタリア人のジョン・ガボットです。ガボットは、イギリスの支援を受けて航海を開始。カナダ東南岸やアメリカ東海岸に到達し、イギリスによる植民地化に貢献しました。

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大航海時代の後半になると世界のあらゆるところにヨーロッパ諸国の拠点があった。そのため、香辛料云々よりも勢力圏を広がることに力が注がれている。インドネシアを拠点としていたポルトガルは、周りを包囲されて最終的に駆逐されるに至った。

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大航海時代の船乗りたちの食事

image by PIXTA / 36267778

大航海時代、船乗りたちは本当に行きつけるのか分からない状態で海に出ます。現在のように食品の保存方法が確立していないため、食糧事情は過酷なものでした。そこで船乗りたちはどんな食事をしていたのか、健康事情なども踏まえて解説します。

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塩分とアルコールによる健康被害が続出

豊富な資金が提供されている場合、生きている家畜や新鮮な肉魚を船に積み、それを食べながら航海することもありました。しかしながら鮮度がいい食べ物があるのは最初の数日間のみ。基本的には塩漬けにした肉や魚を食べていましたが、最後にはウジ虫が湧いて腐敗します。

また、船に水が詰まれたものの、新鮮な状態で飲めるのは最初のほうだけ。保存がきくお酒が主な飲料となりました。最初はビールやワインが中心。アメリカ大陸のサトウキビが入ってからはラム酒が飲まれるようになりました。

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野菜不足により壊血病が流行

もともとヨーロッパでは野菜を積極的に食べる習慣がありませんでした。船のうえでは野菜不足がさらに深刻化。ビタミン不足により肌が弱くなり、体のあらゆるところから出血する壊血病が流行します。ヴァスコ・ダ・ガマの船では170人中100人が壊血病で命を落としました。

当時は原因不明の病気として恐れられることに。そこで大航海時代は壊血病をいかに防ぐのかが課題となり、いろいろな実験が行われます。効果を発揮したのが塩漬けにしたキャベツ。イギリスのクック船長が、このザワークラウトが壊血病の予防になることを発見します。

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キャベツのほかライムも壊血病の予防になることが判明。ライムをラム酒に入れたりそのままかじったりすることが定着した。壊血病が怖くて一日中ライムをかじっていることから、イギリスの船乗りを「ライミー」と呼ぶこともあるそうだ。やっぱり野菜は大切だな。

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hikosuke