
「怠惰」が「なまける」って意味なのは、知っている人も多いでしょう。漫画なんかでもたまに見かける言葉だしな。しかしキリスト教では「怠惰」が罪だとされているってのは知っていたか?しかもキリスト教の「怠惰」は単に「仕事をしない」ってことではないらしいのです。
今回はそんな「怠惰」の意味をいろんな角度から解説してもらう。講師は尻に火が付くまで「怠惰」を貫くライターである、ぷーやんです。それじゃあ、順にみていこうか。
- 「怠惰」の意味とは?
- 「怠惰」の読み方は?
- 辞書にみる「怠惰」
- 「怠惰」の英語訳は?
- キリスト教「7つの大罪」での意味は?
- 「怠惰」の類義語3選
- 「無精・不精(ぶしょう)」:物事をするのを面倒がること
- 「物臭(ものぐさ)」:面倒がること
- 「横着(おうちゃく)」:するべきことを故意になまけること
- 「怠惰」の対義語3選
- 「勤勉」:仕事や勉強などに一生懸命励むこと
- 「努力」:目的のために力を尽くすこと
- 「精励」:精を出して励むこと
- 「怠惰」の弊害
- 「怠惰」は大罪?
- 「怠惰」はなぜ悪い?
- 脱「怠惰」への道
- 環境を整える
- ふだん気にするのは大きな目標より小さな1歩!
- 「めんどくさいバリア」をみつける!
- あえて制約を設ける!
- 「休息」は「怠惰」ではない!
- 「怠惰」はダメでもゆとりは必要
この記事の目次

ライター/ぷーやん
webライター歴6年。鍛えられた語彙と文章力は本業でも発揮され、社内ルールの書き換え担当に。夏休みの宿題も大学受験もぎりぎりまで対策をしなかった、「怠惰」のスペシャリスト。
「怠惰」の意味とは?

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「怠惰」の意味は漫画やアニメも一役買って、多くの方が知るところでしょう。しかし言葉を意のままに使うためには、理解を深めることも大切です。この記事では少し多角的に「怠惰」を解説します。
「怠惰」の読み方は?
いまさらですが、「怠惰」の読みは「たいだ」です。「怠」も「惰」もどちらも訓読みでは「おこた-る」であり、同じ意味の言葉をならべてより強調させたもの。これにより“たまたまできなかった”程度ではなく、“習慣的にやらない”という意味合いになっていますね。
辞書にみる「怠惰」
そんな「怠惰」は、辞書ではつぎのように示されています。
[名・形動]なまけてだらしないこと。また、そのさま。「―な人」
出典:デジタル大辞泉(小学館) 「怠惰」
ご存知の方には釈迦に説法かもしれませんね。次に、「怠惰」を使った例文を示します。
1.学生時代はアルバイトも部活もしない、怠惰な生活を送っていた。
2.彼には多くの仕事を振らないほうがいい。いつも納期ギリギリまで仕事を進めない怠惰な男だからな。
例文1はよく聞くもったいない話しです。私も耳が痛いばかりですが。自由な時間を有意義に使える人は、数年もすれば見違えるように変わるものです。みなさんは後悔のないようにお過ごしください。
例文2のように「怠惰」がほかの人の迷惑になることもしばしば。他人からの信頼を失わないためにも、仕事は早めにこなしていきたいものですね。
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