「粗野」
ものの言い方が下品で荒々しく洗練されていないことです。「乱暴」も同じ意味になります。「彼は言葉遣いが粗野でコミュニケーションが取りづらい」という言い方をして、品がなく荒々しくて近づきづらいという意味です。「礼儀正しい」などの「丁寧」とは違い下品で無礼で礼儀知らずといった印象ですね。「粗暴」という言葉もありますが、これは性格がや動作が荒く乱暴なことをいいます。「粗野」は言動が荒い、「粗暴」は性格と動作が荒いと覚えたほうがよいでしょう。
「粗雑」
「粗雑」(そざつ)はいいかげんで大ざっぱなことやその様子をあらわしています。「丁寧」の細かいや思慮深いといった意味とは対照的な意味ですね。「注文した商品は粗雑な包装で中身も壊れていた」という使い方をします。「粗野」は言動に品がない、「粗暴」は行動や性格が荒いという意味ですが、「粗雑」は細やかさがないという意味になり、同じような言葉に思えますが意味は少し違っているので間違えて使わないように注意が必要です。特に褒め言葉で使う言葉ではないので、使う時は気をつけたほうがよいでしょう。
「politeness」
「丁寧」の英訳は礼儀正しい、丁重という意味と注意深い、念入りな(に)と2つに分かれまず礼儀正しい、丁重という訳で「彼は丁寧にさよならを言って出ていった」は「Saying good-bye politely,he went out.」となり、次に注意深いや念入りという意味は「careful(ly)」となります。注意深い・念入りの例文は「彼女は本を丁寧に紙に包んだ」は「She carefully wrapped the book in paper.」です。余談ですが「Be careful」は「慎重に」という意味になります。
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