国語言葉の意味

【慣用句】「元も子もない」の意味や使い方は?例文や類語を雑学大好きwebライターがわかりやすく解説!

「元も子もない」の対義語は?

逆に「元も子もない」の対義語は何でしょうか。

「濡れ手で粟」

「元も子もない」は「何もかも失ってしまう」という意味です。であるならば、その逆は「簡単に手に入る」という意味の言葉がふさわしいでしょう。

濡れ手で粟」(ぬれてであわ)とは、「やすやすと利益を得ること」という意味があります。粟の実は稲穂のように連なって実るため、濡れた手で粟をつかめばゴッソリと粟の粒を手にすることができることからこの言葉が生まれました。よって、「濡れ手で泡」とするのは間違いです。

「元も子もない」の英訳は?

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では、「元も子もない」は英語で何と言うでしょうか。

「losing everything」「coming to nothing」

まずは「losing everything」という表現があります。直訳すれば「すべてを失う」ことです。こちらは「なくなる」ではなく「失う」ですので、能動的な表現となります。

もう1つはどちらかと言えば受け身の表現と言えるでしょう。「coming to nothing」は「無になる」と訳すことができます。2つの英訳は、どちらも「元も子もない」をそのまま訳さずに、「なくす、なくなる」を英語にしたものです。

ちなみに「元」(元金、元手)は「principal」「capital」、「子」(利子、利息)は「interest」と訳すことができます。興味や関心という意味の「interest」と同じ言葉なのはちょっと意外ですよね。

・「漁夫の利」(ぎょふのり):シギとハマグリが争っていたところを漁師がたまたま通りがかってやすやすと両方とも手に入れたという故事から、「第三者が利益を横取りすること」の意味となった。
・「鷸蚌の争い」(いつぼうのあらそい):「鷸」はシギ、「蚌」はハマグリ。「漁夫の利」を言い換えたもの。
・「犬兎の争い」(けんとのあらそい):シギとハマグリの争いをイヌとウサギに置き換えたもの。意味は同じ。
・「田夫の功」(でんぷのこう):由来は「犬兎の争い」と同じ。イヌとウサギが争って共倒れしたところを田夫、つまり農夫がどちらも手に入れた。

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