国語言葉の意味

【慣用句】「元も子もない」の意味や使い方は?例文や類語を雑学大好きwebライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「元も子もない」について解説する。

端的に言えば元も子もないの意味は「すべてを失うこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国立大で国語学を学んだライターのタケルを呼んだ。言葉の解説を得意としていて、大学時代はクイズサークルに所属していたので雑学にも詳しい。一緒に「元も子もない」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/タケル

某国立大で日本語学を専攻。かつて筋トレにハマっていた時期もあったが、筋トレ後のビールとから揚げがあまりにもおいしかったので、結果元も子もない状況となった。

「元も子もない」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「元も子もない」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「元も子もない」の意味は?

「元も子もない」には、次のような意味があります。

元金も利息もない。すべてを失って何もない。「無理をして失敗しては―・い」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「元(もと)も子(こ)もな・い」

元も子もない」(もともこもない)とは、「すべてを失って何もない」ことを意味します。すっからかんの無一文ということです。

「元も子もない」の語源は?

次に「元も子もない」の語源を確認しておきましょう。辞書でもふれられていますが、「元も子もない」の「」は「元金、元手」、「」は「利子、利息」を意味します。ようするに、利子を得ようとしていたら元金まで失ってしまったということです。

ところで、ごくまれに「本も子もない」という表記を目にします。「元」も「本」も「もと」と読みますが、ここで言う「もと」は「元金」のことなので、「本」はふさわしくありません。「もと」と読む「本」は「基礎、根幹」という意味ですので、「元」とは区別して使うべきです。

\次のページで「「元も子もない」の使い方・例文」を解説!/

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