3分で簡単「人工放射線」医療でも活躍する放射線を理系ライターがわかりやすく解説!
3. 人工放射線の被ばくと健康への影響
私たち人間は自然環境の中からも放射線による被ばくを受けています。人工放射線との比較のため、どれくらいの量を被ばくしているのか確認してみましょう。
・日本平均:2.1mSv/年(ミリシーベルト/年)
・世界平均:2.4mSv/年
・東京ーニューヨーク間の航空機往復:0.11~0.16mSv/往復
・インド ケララ州(大地):9.2mSv/年
出典:放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(令和元年度版)(環境省)
自然からの被ばくは宇宙、空気中、大地そして食物の摂取により構成されています。ここでは日本人は自然から年間2.1mSvの被ばくをうけているということを覚えておきましょう。
・歯科撮影:0.002~0.01mSv/回
・胸部エックス線検査:0.06mSv/回
・エックス線CT検査:2.4~12.9mSv/回
・PET検査:2~20mSv/回
私たちにとって身近な医療被曝といえば健康診断で受ける胸部エックス線検査、歯医者さんで歯の撮影に用いられる歯科撮影がありますよね。これら1回の被ばく量は自然被ばくの量と比較しても微量ですので、何度も受けるようなことがなければ心配はいらないことがわかります。
また妊婦の方でもお腹に放射線が当たらないよう鉛エプロンを巻いて撮影するといった対応をすることで、お腹の中の赤ちゃんへの影響を極力抑えながら撮影することも可能となっているのですね。
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