「read between the lines」
「線の間を読む」ですから「行間を読む」という意味です。
行と行の間に実際には書かれていない文章があるかのように意図を推測するということなので、「忖度」がもつ「言葉にされない気持ちをおしはかる」ニュアンスがありますね。
ただ、このところ使われている「忖度」の「意向に沿うように行動する」意味までは持たない点では、「read between the lines」を日本語に訳すとしたら「空気を読む」ぐらいがふさわしいのかもしれません。
「忖度」を使いこなそう
この記事では「忖度」の意味・使い方・類語などを説明しました。単に「相手の気持ちをおしはかる」という意味だったものが、最近は「上の人に気遣って行動を決める」といった使われ方をするようになったこの言葉。使う相手の認識と食い違うと思わぬ誤解にもつながります。「自分は本来の意味を知っているんだ!」と主張するのではなく、お互いの認識をすり合わせるような意識で接したほうが人間関係はスムーズになりますよ。