地学地球地質・歴史岩石・鉱物理科

断層と地震にはどんな関係があるの?活断層などについても地球科学専攻卒が5分でわかりやすく解説

ずれるときは常に同じ向き

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プレートに加えられる力は基本的に長期間変化することはありません。つまり、断層には同じ向きで同じくらいの大きさの力が加わっているんですよ。そのため、断層の動く向きは常に一定なのです。

 

ずれる速さは断層によって異なる

プレートに加わる力は一定であると説明しましたが、それによってどれくらいずれるのかは断層によって異なります。また、断層は活動すればするほどずれの大きさは大きくなるんですよ。

活動間隔は極めて長い

多くの断層研究の結果、断層が一度活動してから次の活動までは数百年ほどの感覚が開くことがわかりました。

断層の長さが長いほど大地震を起こしやすい

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イメージはしやすいと思いますが、断層の長さが長いほど多くの地盤が動くため、生じる地震も大きくなります。平成28年に起きた熊本地震について茨城県のつくば市にある産業総合研究センター(産総研)の研究チームが調査した結果、益城町では最大2メートルの右横ずれがあったと報告があったんですよ。

身近に断層があるのか調査してみよう

断層とは、プレートの運動によりプレート内部に溜まった歪が限界に達したとき、プレートに割れ目が入ることを言います。断層は両側に引っ張られる力によって生じる正断層と、圧縮される力によって生じる逆断層の2つに分類されるのです。断層には一度だけではなく、今後も動く可能性のある断層として活断層というものがあります。活断層により定期的に地震が発生し、これまでの歴史でも大きな被害をもたらしてきました。

日本は4つのプレートがひしめき合っている場所なので、意外と身近に断層があることがあります。航空写真などの資料やフィールド調査をすることで発見できるため、近くの地盤を観察してみましょう。

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