国語言葉の意味

「東雲」の意味や使い方は?例文や類語を元広告会社勤務ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「東雲」について解説する。

端的に言えば東雲の意味は「夜明け前」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は広告会社で経験を積み、文章の基本と言葉の使い方を知るライターのHataを呼んだ。一緒に「東雲」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Hata

以前は広告会社に勤務しており、多くの企業の広告作成経験を持つ。相手に合わせた伝え方や言葉の使い方も学び、文章の作成や校正が得意。現在はその経験をいかし、ライターとして活動中。

「東雲」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 49791986

それでは早速「東雲(しののめ)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「東雲」の意味は?

「東雲」には、次のような意味があります。

夜が明けようとして東の空が明るくなってきたころ。あけがた。あけぼの。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「東雲」

「東雲(しののめ)」とは、“夜明けの手前の頃”を意味する古語。暗い夜空に太陽の光が差し込みだし、徐々に徐々に東の空からぼんやりと明るくなっていく光景のことです。白みはじめる空に、黄色やピンクの色がかかった様子のことで、この色を「東雲色(しののめいろ)」とも呼びます。

なお「東雲」とはあくまで“空の様子”を示す言葉のため、雲の有無は意味に含みません。また、夜明けの意味ではなく“東の空に浮かぶ雲”として「東雲(とううん)」と用いることもあります。文字で書かれていた場合は、文脈や状況に応じて読み分けましょう。

「東雲」の語源は?

次に「東雲」の語源を確認しておきましょう。「東雲」とは「しののめ」に対する当て字で、本来は「篠の目(しののめ)」から転じたのが由来とされています。

篠(しの)とは笹の葉のひとつで、篠の目とは、竹細工に用いられる篠竹(しのだけ)の編み目のこと。古代の日本では、住居の明り取りとして篠竹を編んだものを使用していました。このすき間の篠の目から射す光の量は多くなく、ぼんやりとした明かりが広がります。この様子と東の方面から徐々に明るくなっていく明け方をなぞらえて、明け方を象徴する「東雲」が「しののめ」と当て字になったのが語源です。

具体的にいつ頃から使われたのは定かではありません。ですがこの「東雲」は古くは平安時代の「古今和歌集」にも古語として用例が見られます。ちなみに「東雲」そのものは季語ではありませんが、「初東雲(はつしののめ)」は“元日の夜明け頃”を意味する新年の季語です。

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