「アウトレット」の対義語は?
では、「アウトレット」の対義語は何でしょうか。
「デパート」
「アウトレット」がお値打ち品の買える店ならば、その対義語は少々お高い店となります。そうなれば、「デパート」や「ブティック」が考えられるのではないでしょうか。
デパートにはそのようなイメージが強いはずです。大事な人のところへ行くときに、デパートで購入した菓子折りを持ってはせ参じることもあるでしょう。やはりデパートは、良い物を金に糸目を付けずに手に入れたいときに重宝するものですよね。
ブティックにもそのようなイメージを持っている人がいるのではないでしょうか。ただし、この言葉には注意しなければなりません。「ブティック」はもともとはフランス語ですが、意味は「小さい服飾店」です(洋服以外の装飾品も扱うため)。お高い服ばかりの店でしたら、それは「高級ブティック」となります。少々言葉の使い方で面倒くさいこともあり、2000年代に入ると「ブティック」はいわゆる死語と化し、代わって「セレクトショップ」や単に「ショップ」が使われるようになりました。
「outlet」
そもそも「アウトレット」はアメリカが発祥ですので、英語でも当然「outlet」です。そして、アウトレット商品の販売店は「outlet shop」または「outlet store」と言います。
ちなみに「アウトレットモール」の場合は気を付けましょう。英語では「outlet mall」「outlet center」と2つの言い方があります。英語圏の国へ行ったときに、「アウトレットモールへ行きたいのにアウトレットセンターしかない」なんてことにならないように、頭の片隅には置くようにしてください。
「アウトレット」を使いこなそう
この記事では「アウトレット」の意味・使い方・類語などを説明しました。
21世紀の今では、全国でアウトレットモールが営業されている状況です。アウトレットモールに行けばいろいろな店で商品を特価で買えるのはもちろん、イベントがあったりフードコートで食事ができたりと、いくらかの現金かカードさえあれば朝から晩まで滞在できるようにできています。場所によっては観覧車があったり温泉施設が利用できたりと、もはや一種のアミューズメントパークと化しました。アウトレットは楽しいですよね。しかし、「アウトレット」だけで通じるのは日本での話です。ハワイやニューヨークのホテルの一室に「outlet」があっても、そこでブランド品は売っていませんので気を付けましょう。