「アウトレット」の使い方・例文
「アウトレット」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.明日は神戸のアウトレットでコスメやスキンケアのアイテムを買いたいな。
2.このバッグは割と有名なブランドのものだが、アウトレットなので金額は意外と安かった。
3.地元の自治体にも最近になって人気のコーヒーチェーンやアウトレットが進出し、近くに映画館やレストラン街なども出来て、専用駐車場では他県ナンバーの車も見られるほど環境が変わった。
3つの例文にある「アウトレット」は、わずかながら意味の違いがあります。詳しく見ていきましょう。まず、2は「アウトレット商品」です。会話では話し相手にさえ意味が通じれば事が運ぶので、「アウトレットで買った商品」などとわざわざ言いません。「アウトレット」と言えば十分に通じます。
1と3は「アウトレットストア」または「アウトレットモール」です。1店舗だけならストアの方でしょうし、アウトレットストアがたくさんあればモールの方でしょう。今や「アウトレット」1語で広い意味があることを理解してください。
「エグジット」「ディスカウント」
そもそも「アウトレット」は出口やはけ口、逃げ道という意味なので、カタカナ語であれば「エグジット」が類義語として思い当たります。しかし、それでは一般的な「アウトレット」のイメージとは違いますよね。
「アウトレット」が値下げ商品(を扱う店)や年中セールをしている店(の商品)だとすれば、「ディスカウント」が類義語としてはしっくりくるのではないでしょうか。「ディスカウント商品」「ディスカウントショップ」などと言いますので、言葉の使われ方でも似ているものがあります。
ただし、アウトレットストアではそれなりのメーカー品を値下げして売っていますが、ディスカウントストアでは有象無象の商品が売られていることがあるかもしれません。もちろん品質にこだわるディスカウントストアもありますが、言葉の意味の上ではあくまでも「値下げをしている販売店」となります。商品の中身については言及していないので、そういったことも起こりうるということです。
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