国語言葉の意味

「ノスタルジー」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「ノスタルジー」について解説する。

端的に言えばノスタルジーの意味は「過去を懐かしむ」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好きで歴史好き、名古屋出身で5年間のライター経験を持つeastflowerを呼んだ。一緒に「ノスタルジー」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/eastflower

今回の記事を担当するのは語学好きで英語、中国語が得意な5年目のライター、eastflower。「ノスタルジー」の言葉の起源やどんな場面で使えるのかをわかりやすく解説していく。

「ノスタルジー」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「ノスタルジー」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「ノスタルジー」の意味は?

「ノスタルジー」には、次のような意味があります。まずは辞書の意味から見ていきましょう。

1. 〘名〙 (nostalgia) 遠く離れた異郷にいて、故郷を懐かしく思う気持。また、幼年時代など、遠い過去の時を懐かしんであこがれる気持。郷愁。

出典:日本国語大辞典(精選版) 「ノスタルジア」

*「ノスタルジー」と 「ノスタルジア」は同じ意味で、「ノスタルジー」で辞書を調べると「ノスタルジアのこと」となっています。

ノスタルジーは、辞書で説明されている通り、距離的に現在は離れてしまったかっての自分のなじみの深かった場所を懐かしく思ったり、時間的には過去となってしまった自分の体験や経験を懐かしむことであり、多かれ少なかれはあるものの誰でもが経験する感情のことです。一般的に若いころよりも年を重ねてからの方がノスタルジー感が強くなるとも言われているが、長く生きてきた分思い出のメモリー量が多いからだといえるかもしれませんね。

ノスタルジーの感情は、視覚や聴覚、触覚や味覚、嗅覚の五感からの情報が大脳に伝わり、記憶やノスタルジーの感情が湧き上がってくる場合も多いと言われています。

しかし、ノスタルジーの感情が湧き上がるとき、「過去や遠く離れた場所の記憶は美しすぎる」かもしれませんが、それは必ずしも正しい記憶の場合ばかりではなく、「脳の中で負の部分が除外され、良い部分の記憶だけを取り出した」修正された記憶である場合も多くあるのです。

ノスタルジーの感覚は、自分の経験した思い出だけから湧き上がる感情ではなく、同郷の人と話したり、過去の共通の時代を生きた人と話すことでイメージがわき、ノスタルジーな感覚になる場合もあります。いずれにしてもノスタルジーの感情は多くの場合、甘美でロマンティックで輝いていて美しいものであることが多く、日常生活の中で我々に潤いを与えてくれるものかもしれませんね。

「ノスタルジー」の語源は?

次に「ノスタルジー」の語源を確認しておきましょう。

「ノスタルジー」という言葉は、17世紀にスイスの医学生によって作られた造語だと言われています。ギリシャ語で「帰郷」(ききょう)を意味する「nostos」と「心の痛み」を意味する「algos」を合成した言葉で、当初、「ノスタルジー」は「故郷(ふるさと)へ戻ることを心から願うもののその願いは叶わないだろうと不安に思う人々の心痛」の意味で使われていました。実際に17世紀にはこのような心の痛みを持つ人々は多く、医学の分野では「ノスタルジー」に対しての研究は盛んに行われたのです。

18世紀や19世紀になると、戦争で前線に赴(おもむ)いた兵士たちの中にこのノスタルジーの症状が顕著に見られ、他の兵士たちにも伝染していき戦意を喪失する感情であるとして否定的なものとして理解されていきました。

しかし、19世紀も末になると、「ノスタルジー」の精神医学としての研究は下火になり、大きな心的問題として扱われなくなっていきました。そして、「ノスタルジー」は現在使われている「故郷や昔を懐かしむ感情」という意味として使われるようになっていったのです。

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