・彼の作った文章は、ほとんどの部分が新聞に掲載された記事を転載しただけのやっつけ仕事だった。
「ぞんざい」
「ぞんざい」は、 いいかげんに物事をする様子や、投げやり、言動が乱暴で失礼なことを意味します。「仕事をぞんざいにする」などの使い方で、いい加減に事を済ましてしまう、と言う意味で用いられた場合、「おざなり」の類義語となるでしょう。
「ぞんざい」の語源ははっきりとしておらず、「粗雑(そざつ)」が変化したものだろうと言う説があります。それでは、「ぞんざい」の使い方も、例文で確かめてみましょう。
・パワハラやセクハラ問題への人事課のぞんざいな対応にあきれ果て、転職を考えている。
「おざなり」の対義語は?
「おざなり」の対義語には「入念」が挙げられます。
「入念」
「入念(にゅうねん)」は、細かいところまで注意が行き届いて丁寧であることです。漢字を見て分かるように、念を入れると言うことですね。「おざなり」は、いい加減にすることですから、丁寧にすみずみまで配慮すると言う意味の「入念」は対義語と言えるでしょう。
では、「入念」の使い方も例文で確かめてみましょう。
・新しいブランドを立ち上げるため、情報収集や必要な人脈の確保など、入念な準備をしているところだ。
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