「おざなり」の使い方・例文
それでは、「おざなり」の使い方を実際の例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.国語の時間、教科書を読む勉強ばかりで工夫がなく、おざなりな指導ではないかと児童の親から苦情があった。
2.上司からの指摘におざなりな言い訳ばかりしている部下では、職場での信頼関係が成り立たない。
3.人気があるカルチャースクールだと聞いていたが、体験入店した際、講師におざなりな対応をされてがっかりした。
このように「おざなり」は人の言動や態度に対して使われます。また、例文1と例文3は、適当な、いい加減な、と言う意味で、例文2は、その場しのぎの、と言うニュアンスで用いた文章です。
「やっつけ仕事」
「やっつけ仕事」は、「おざなり」と類似した意味を持ち、とても良く使われる現代語です。急いでいたり、面倒がって真剣にやらず、間に合わせのいい加減な仕事をすることを表します。仕事とは言いますが、ビジネスシーンには限らず、何かを作る時や処理する時にも使えますね。「おざなり」と違い、態度など、様子を表す時には使えませんが、意味は同じです。
「やっつけ仕事」の使い方も、実際の例文で確かめてみましょう。
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