端的に言えば貧すれば鈍するの意味は「貧乏になると精神の働きまで愚かになる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
国語力だけでこれまでの社会人生活を乗り切ってきたライター、ヤザワナオコに、「貧すれば鈍する」の意味や例文、類語などを説明してもらおう。
ライター/ヤザワナオコ
コールセンターの電話応対指導やマナー講師、テレビ番組の字幕製作経験もあるライター、ヤザワナオコ。
初めて1人暮らしをしたとき、決まった金額内で暮らさなければならないことに怯え、お金に苦労する生活だけはできないと痛感したらしい。貧乏しないからと言って精神の働きが冴えているかは疑問だが、「貧すれば鈍する」について解説してもらう。
「貧すれば鈍する」の意味は?
「貧すれば鈍する」には、次のような意味があります。
貧乏すると、生活の苦しさのために精神の働きまで愚鈍になる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
日々暮らすためのお金にも困るような生活をしていると、食事も満足に取れなかったり、リフレッシュする時間を取ることも難しかったりします。すると本来は賢く有能な人でも、頭の回転が鈍って判断力が低下し、愚かな行動をしてしまう…そんな様子を表す言葉です。
よく使われるのは、それまでは実力をいかんなく発揮して羽振りよく振舞っていた人が、貧乏になったとたんに自堕落な生活をしているとか、悪事に手を染めてしまったという場合。そもそも能力が低かったり、スキルを見せる場がなかった人にはあまり使わない点に注意しましょう。
「貧すれば鈍する」の使い方・例文
「貧すれば鈍する」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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