この記事では「ハクション」の英語表現について解説する。
この言葉の代表的な英訳は「achoo」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
TOEIC850点で、オーストラリアに住んで10年になるライターakikoを呼んです。一緒に「ハクション」の英訳や使い方を見ていきます。
ライター/akiko
日本では英文学、オーストラリアでは国際貿易とマーケティングを専攻。シドニーに住んで10年、ネイティブが実際に使う自然な英語を紹介する。
くしゃみをした時に出る声は日本語では「ハクション」と表現されますね。英語でも同様にくしゃみの音を表現する語はあるのでしょうか。それでは、「ハクション」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
辞書によると「ハクション」には、次のような意味があります。
くしゃみをするときの声。転じて、くしゃみのこと。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「はくしょん」
「ハクション」とはくしゃみをするときの声を表します。次に「ハクション」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.花粉症でハクションとくしゃみが止まらない。
2.静かな図書館でくしゃみをしたらハクションという音が響き渡った。
3.彼は風邪を引いているようで、ハクション、ハクションと何度もくしゃみをしていた。
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「ハクション」は英語では「achoo」と言います。発音は「アチュー」です。くしゃみ自体は人種に関係なく誰にでもある生理現象ですが、日本語と英語では全く違う表現になりますね。より激しいくしゃみ、日本語で言うと「ハッッックション!」としたい場合には「aaachoo!」や「aachooo!」のように表現されることもあります。
また、「くしゃみをする」は英語で「sneeze」です。「achoo」と一緒に覚えておくといいですね。
1.He sneezed making the noise "achoo".
彼は「ハクション」と言ってくしゃみをした。
2.My dad sneezes so loud like "aaacho!”.
お父さんは「ハッッックション!」ととても大きな音のくしゃみをする。
3.Achoo! I might have caught a cold. I should go home and take a rest.
ハクション! 風邪をひいたかもしれない。家に帰って休もう。
他にも「ハクション」を表現する言い方には「atchoo」「atishoo」「kerchoo」があります。
「atchoo」は「achoo」とスペルが少し違うだけで発音も「achoo」と同じです。「atishoo」「kerchoo」はどちらも主にイギリス英語で使われ、それぞれ「アティシュー」「カーチュー」と発音します。「atishoo」は主に書き言葉で使われる語です。
また、英語圏の人たちは誰かがくしゃみをすると「God bless you.」または「Bless you.」と言う習慣があります。「お大事に」というニュアンスなので、くしゃみをして「Bless you.」と言われたら「Thank you.」と返しましょう。
1.「Atchoo!」「Geez. You spread the jam everywhere.」
「ハクション!」「うわ。バイキン撒き散らしてるよ。」
2.He sprinkled pepper on noodles and sneezed saying ”atishoo”.
彼はラーメンにコショウをかけると「ハクション」と言ってくしゃみをした。
3.「Kerchoo!」「Bless you. Are you sick?」「Thank you. I hope not.」
「ハクション!」「お大事に。風邪ひいたの?」「ありがとう。風邪じゃないといいんだけど。」
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この記事では「ハクション」の意味・使い方・英訳を説明しました。日本人はくしゃみをするときはなんとなく「ハクション」やそれに近い声が出ますが、英語圏の人たちは全く違う言い方でくしゃみをします。くしゃみという行為は共通でも出てくる音が違うのはとても興味深いですね。日本語や英語以外の言語でもくしゃみの言い方はそれぞれ違うので、興味のある方はぜひ調べてみてくださいね。