「面倒をかける」の使い方・例文
それでは「面倒をかける」の使い方を、実際の例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.チームの仲間に面倒をかけたくないので、怪我の事は黙っていた。
2.保護者様方にはご面倒をおかけしますが、運動会の運営のお手伝いをお願いいたします。
3.就職先の紹介でうちの息子がすっかり面倒をかけてしまったので、ぜひお礼をさせてほしい。
例文1の「面倒をかける」は、人をわずらわせてしまう、と言う意味ですね。例文2は、これから手数をかけてしまうと思われる場合に、あらかじめ挨拶や前置きをする時の使い方です。このように敬語にすることで、より丁寧にお願いができるでしょう。最後の例文3の「面倒をかけた」は、世話になった、と言うニュアンスが含まれています
「手間を取らせる」
「手間を取らせる」は(てまをとらせる)と読みます。「手間」とは、そのことをするのに費やされる時間や労力を言い、つまり「手間を取らせる」は、相手に時間や労力を使わせた、と言う意味です。この言葉も、丁寧にお礼を言ったり、前置きするのによく使う言葉です。
ここで、「手間を取らせる」と混同しやすい「手間をかける」について、少しお話ししますね。良くある間違いで、人に面倒をかけた際に「お手間をかけました」と言ってしまうことがあります。「手間をかける」は自分が時間や労力を費やした場合に使うので、相手に労力を使わせた場合には「手間を取らせる」が正しい表現なのです。注意してくださいね。
では、「手間を取らせる」の使い方も、実際の例文で確かめてみましょう。
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