端的に言えば猫に小判の意味は「値打ちの分からない者に与えても意味がないこと」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
日本文学科出身で事務職を経て現在はライター業のかたわら校正もしているjasminを呼んです。一緒に「猫に小判」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/jasmin
日本文学を専攻し事務職を経て現在は校正兼ライター。正しく美しい日本語を追求している。今回は招き猫から連想する「猫に小判」について説明していくが、犬よりは猫を飼いたいらしく、名前も決めてあるらしい。
「猫に小判」の意味は?
「猫に小判」には、次のような意味があります。
1.貴重なものを与えても、本人にはその値うちがわからないことのたとえ。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「猫(ねこ)に小判(こばん)」
猫に小判のような値打ちのあるものを与えても喜ばないことを、使い方や価値が分からない人には何の役にも立たないことや意味がないことを例えた語です。価値の分からない他人を批評するとき、または自分が使い方や価値の分からないことを謙遜して言うこともあり他人を批評する言い回しのほかにも、自分を謙遜する場合の例えにも使われるところが日本人らしいですね。
「猫に小判」の使い方・例文
「猫に小判」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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