国語言葉の意味

【慣用句】「逢魔が時」の意味や使い方は?例文や類語を元広告会社勤務ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「逢魔が時」について解説する。

端的に言えば逢魔が時の意味は「夕暮れ」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は広告会社で経験を積み、文章の基本と言葉の使い方を知るライターのHataを呼んだ。一緒に「逢魔が時」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Hata

以前は広告会社に勤務しており、多くの企業の広告作成経験を持つ。相手に合わせた伝え方や言葉の使い方も学び、文章の作成や校正が得意。現在はその経験をいかし、ライターとして活動中。

「逢魔が時」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 68780830

それでは早速「逢魔が時(おうまがとき)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「逢魔が時」の意味は?

「逢魔が時」には、次のような意味があります。

日が暮れて闇夜が訪れる時間帯を意味する語。「大禍時」と表記する場合もある。魑魅魍魎に出会う禍々しい時とされる。

出典:実用日本語表現辞典

「逢魔(おうま)」とは字の通り、魔物に出逢うこと。そして「逢魔が時」はその魔物に会う時間帯のことを指します。太陽が沈む夕暮れ時は、薄暗がりが広がり周囲が見えにくくなるものです。そのため昼と夜が入れ替わり、昼間には出て来ない妖怪や幽霊といった化け物に逢いやすくなる不吉な時間とされていました。この時間が「逢魔が時」です。

このような意味のため、「逢魔が時」には“不吉な時間帯のため注意するように”という、警戒のニュアンスを含んで用いられたとも言われています。なお一般的には「17時~19時頃」とも言われていますが、「逢魔が時」とは具体的な時刻ではなく、“日が暮れて周囲の景色が見づらくなっている”情景を表す言葉として使うのが一般的です。「逢魔時」とし、読み方を「おうまどき」とすることもありますが、意味は変わりません。

「逢魔が時」の語源は?

次に「逢魔が時」の語源を確認しておきましょう。

「逢魔が時」は、もともと日本では「大禍時(おおまがとき)」とされていました。和語の「禍時(まがとき)」とは“不吉でまがまがしい時間”のことで、“大きな災いが訪れる時間”として恐れられていました。そのため、漢語である「魔(ま)」とは本来無関係な言葉です。それが現代に至る間に言葉として歪められ、今では「逢魔が時」と記すようになったと言われています。

なお和語の「おおまがとき」は、太陽が沈んだあと、空に深い藍色が広がった夕闇の頃のこと。「まがとき」の時間帯のなかでも特に禍々しさが強い時間のことを意味します。

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