この記事では「エモーショナル」について解説する。
端的に言えば「エモーショナル」の意味は「感情に動かされやすい様子」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んです。一緒に「エモーショナル」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/くふ
語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。
「エモーショナル」には、次のような意味があります。辞典などで正確な内容を確認しましょう。
1.感情に動かされやすいさま。感情的。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「エモーショナル」
「エモーショナル」とは「感情に動かされやすい様子・感情的・情緒的」の意。心に響く演奏を聞いて涙する。舞台を鑑賞し感動する。何かに感動し、心を打たれるような経験はありますでしょうか。
このように、「エモーショナル」とは「日々の様々なものごとにより心を揺すぶられている様子」を示す言葉ですね。また、「心が敏感で感じやすいさま・涙もろいさま・情緒不安定であるさま」というネガティブなニュアンスを表すこともありますよ。
次に「エモーショナル」の語源を確認しておきましょう。「エモーショナル」の由来となるのは英単語の「emotional」です。「感情的な・情緒的な・感動的な」という意味ですよ。
ではここで「emotional」を「e-」・「motion」・「-al」の3つに分解してみますね。「e-」は「接頭辞」と呼ばれ「~外側」の意。「motion」は「動く」という意味の動詞ですね。「-al」は 「接尾辞」と言い「~に関する・~の性質の・~に特有の」などの意味で「形容詞」を作る働きがありますよ。「e-」+「motion」=「外に働きかける心の動き」=「感情」となりますね。これに「-al」が組み合わさり「emotional」=「感情的な」の完成です。
英単語を分ける機会は少ないかもしれませんね。英単語をどこでどのように分け、それぞれどのような意味や役割があるのか。このように言葉を味わってみても良いかもしれませんね。
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「エモーショナル」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.お客様に長い間愛されている商品はエモーショナルなものが多い。
2.昨日、クラシックコンサートに出かけた。バイオリニストのエモーショナルな演奏に会場はスタンディングオベーションだった。
3.上司はいつも冷静だ。しかし、今日の会議では議論が白熱しエモーショナルな一面が見えた。
「エモーショナル」の使い方を3つに分けてご紹介しますね。例文1はビジネスシーン。ここでは「心に訴えかける」の意味です。お客様の心に訴えかける素敵な商品であることがずっと愛される理由なのでしょう。
例文2では、「感動し心にぐっときている場面」が感じられますね。きっと、素敵なバイオリンの演奏だったのでしょう。「人間の心の動きを示していること」がわかりますね。>例文3は「上司は会議で議論が白熱し、感情に身をまかせてしまった場面」が伺えますね。このように、「エモーショナル」は「感情の起伏が激しい様子・情緒不安定であるさま」というマイナスなニュアンスを表すこともあるのです。「エモーショナル」は様々な場面で使用することができる言葉ですね。ぜひ、シーン別で使い分けてみて下さいね。
「エモーショナル」の類義語には「センチメンタル」が考えられるでしょう。「センチメンタル」とは「感じやすく涙もろいさま・感傷的」の意。英語では「sentimental」ですね。愛する彼と別れた時。上司に怒られた日。「恋・仕事などの日常生活で精神的なダメージを受け傷ついた心を表現する場面」で使用されますよ。また、秋の夜長に一人で夕日を眺める。夜中に失恋映画を鑑賞する。このように、「どこかはかなく・寂しげ・心に影が差し込むような場面」でも用いられますよ。
「エモーショナル」は「感動する・情緒的だ」というように「人間の心の様子を深く・広く示す」一方で、「センチメンタル」は「感傷的・寂しさ・はかなさというように具体的な心の様子」を示すことがポイントでしょう。違いをしっかりおさえておきましょうね。
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「エモーショナル」は「感情的な」という意味でしたね。反対の意味では「冷静に判断し行動するさま」が考えられるでしょう。では、このような言葉を解説しますね。
「理性的」とは、「本能や感情に動かされず、冷静に判断し行動するさま」の意。英語では「rational」です。例文1では、きっと会社で感情をあらわにしてしまうようなものごとがあったのでしょう。「いつもは冷静で落ち着いている父の様子」が感じられますね。例文2は、「地震が起こっても焦らず落ち着いて行動する彼の様子」が伺えますよね。
例文1,2のように「感情に左右されることなくものごとの道理・概念に従って行動すること」を示す場面で使うことが特徴ですね。日ごろから、理性的な判断・行動を心掛けたいものですね。
1.普段は理性的な父が会社で怒りをあらわにしたらしい。一体何があったのだろうか。
2.大きな地震に遭遇した。理性的な彼はパニックになることなく落ち着いて避難した。
「エモーショナル」は英語でも「emotional」です。「人」に対しては「感情に動かされやすい・感情的な・情にもろい・感激しやすい」の意。「音楽などの芸術」に関して「感情に訴える・感動的な」という意味です。
例文1は、きっと素敵なあらすじの映画だったのでしょう。「感動して涙を流している場面」が想像できますね。一方、例文2は猫も大切な家族の一員。「死」を体験することが初めてだったのかもしれませんね。「感情的になり、情緒不安定な様子」が伺えますね。
例文1のように、「emotional+名詞」で「名詞が情緒的だ」。また、例文2が示すように「主語+動詞+emotional」で「主語は情緒不安定だ・感情的だ」。この2つの形で用いられることが多いでしょう。英単語がどの位置で使われているかに注目してみても良いかもしれませんね。
1.This emotional movie brought the audience to tears.
(このエモーショナルな映画を見て、観客は涙した。)
2.My son felt emotional after his cat died.
(私の息子は飼っていた猫が亡くなりエモーショナルになった。)
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この記事では「エモーショナル」の意味・使い方・類語などを説明しました。あなたは感情をさらけ出すことのできる大切な相手はいますか。家族・友人・恋人。お互いに思いを伝え合うこと。耳を傾けること。共有し合うこと。良い人間関係の構築にはこれらのことが大切なのかもしれませんね。