国語言葉の意味

「能ある鷹は爪を隠す」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

1.分別のある人や思慮深い人は、ゆったりとしていてやたらに騒がないというたとえ。
2.中身がある人は悠然としていて、出来ていない人ほど騒々しいものだということ。

出典:故事ことわざ辞典「深い川は静かに流れる」

水深が深い川ほど、水音を立てずに流れますね。一方、浅い川は水音を立てるので、深い川の方が静かなのです。そんな川の様子から、「深い川は静かに流れる」ということわざが生まれました。

これは、よく物事を考える人は、穏やかで騒ぐ事はないという意味です。一方で、人として出来ていない人ほど、騒がしいという事も表します。人の性格や言動について用いられる事が多いです。具体的には、「周りにどんな事を言われようと、彼女は深い川は静かに流れる如く、毅然とした態度だった。」というように使われます。

「能ある鷹は爪を隠す」の対義語は?

「能ある鷹は爪を隠す」の対義語には、以下のようなものがあります。

・空き樽は音が高い
・浅瀬に仇波
・鳴く猫は鼠を捕らぬ
・能無し犬の高吠え
・能無し犬は昼吠える
・能無しの口叩き
・光るほど鳴らぬ
・吠える犬は噛みつかぬ
・痩せ犬は吠える

類義語と同様に、対義語にも様々なものがあります。ここでは、「鳴く猫は鼠を捕らぬ」について見ていきましょう。

「鳴く猫は鼠を捕らぬ」

「鳴く猫は鼠を捕らぬ」の意味は、次のようになります。

1.おしゃべりな者は、口先だけで実行力がないことのたとえ。

出典:故事ことわざ辞典「鳴く猫は鼠を捕らぬ」

「鳴く猫は鼠を捕らぬ」は、『口では大きな事を言っていても、実力が伴っていない』という意味です。これは、よく鳴いている猫はあまりネズミを捕らない様子から生まれました。一方で、ネズミを捕る猫はあまり鳴かないという意味も持っています。

「能ある鷹は爪を隠す」は鷹がモデルですが、「鳴く猫は鼠を捕らぬ」は猫をモデルに逆の意味を表すことわざです。人の振る舞いや実力に対して、用いられます。ただ、「実力が伴わない」というマイナスな意味を含むので、使う相手に失礼にならないよう注意して使ってください。

「能ある鷹は爪を隠す」の英訳は?

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「能ある鷹は爪を隠す」を直訳できることわざは、英語にはありません。英語ならではのことわざがあるので、2つご紹介します。

「He who knows most, speaks least」

「He who knows most, speaks least」は、最も知っている人が、最も語らないという意味です。「能ある鷹は爪を隠す」と同じように、「実力を普段は隠している」というニュアンスで使われます。

外国の人は、日本人とは違って、何でも思ったことや感情を表現する事が多いです。そのため、何でも相手に伝える事を大切にしているというイメージを持っている人もいます。ただ、このことわざからわかるように、実力があっても多くを語らず、肝心な時に発揮するべきというのが世界で共通した認識なのです。

「Cats hide their claws.」

「Cats hide their claws.」は、能ある猫は爪を隠すという意味です。英語圏では、鷹ではなく猫がモデルになっています。

海外では、猫は身近にいる一般的な動物です。そのため、ことわざに親しみを持たせて日常的に使えるよう、猫が用いられています

「能ある鷹は爪を隠す」を使いこなそう

この記事では「能ある鷹は爪を隠す」の意味・使い方・類語などを説明しました。

「能ある鷹は爪を隠す」は、「実力がある人ほど、普段その実力を隠している」という意味です。実力をアピールし過ぎるなという教訓でもあります。

海外では鷹ではなく、猫を用いたことわざに変わっていましたね。世界のことわざも調べてみると、各国の文化や習慣を知るきっかけになるかもしれませんね。

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