
端的に言えば「猫も杓子も」の意味は「誰もがみんな・なにもかも」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んです。一緒に「猫も杓子も」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/くふ
語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。
「猫も杓子も」の意味は?
「猫も杓子も」には、次のような意味があります。辞典などで正確な内容を確認しましょう。
1.だれもかれも。なにもかも。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「猫も杓子も」
「猫も杓子も」とは「なにもかも・だれもかれも・みんな」の意。読み方は「ねこもしゃくしも」です。あなたは猫、好きですか。ミャーとかわいらしい声で鳴く「猫」。癒される・かわいい一面もありますよね。さて、「杓子」とは「 ご飯や汁などをすくったりする道具・しゃもじ・お玉」のことですよ。
肯定的な文では「みんな」・「なにもかも」という意味で使われます。否定的・批判的な文章では「なんでもかんでも・どいつもこいつも」というニュアンスで用いられますよ。「多くの人が同じ行動をする」際に広く使われる慣用句なのです。猫と杓子。なんだかあまりつながりのない言葉のように思いませんか。どうして猫と杓子で「なにもかも」という意味を示すのでしょうか。次の語源で解説しますね。
「猫も杓子も」の語源は?
「猫も杓子も」の由来には5つの説があると言われていますよ。1つずつご紹介しますね。
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