この記事では「お邪魔します」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「thank you for having me over」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「お邪魔します」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「お邪魔します」の意味と使い方は?

「お邪魔します」は、文字通り「邪魔をする」という意味で使うわけではありません

それでは、「お邪魔します」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「お邪魔します」の意味

「お邪魔します」の「します」は、「する」を丁寧な表現にしたものです。そこで「お邪魔」の意味について調べてみました。

 

[名](スル)《相手の仕事の邪魔をする意から》人の家などを訪問することをへりくだっていう語。訪問した時や帰る時のあいさつにも用いる。「お邪魔に上がる」「お邪魔しました」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「御邪魔(おじゃま)」

「お邪魔します」の使い方・例文

「お邪魔します」とは、人の家を訪ねた時に言う挨拶のようなものです。実際に誰かの邪魔をするというわけではなく、自分のために時間を割いてもらうことに対して「邪魔する」という表現を使っています。

次に「お邪魔します」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.ではお言葉に甘えて、明日の午前中にお邪魔します。
2.お忙しいところお邪魔して申し訳ございません。
3.お邪魔します。すぐおいとましますのでお構いなく。

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「お邪魔します」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「お邪魔します」は、日本語らしい挨拶表現の一つですが、英語では同じような意味の言葉があるのでしょうか。

「お邪魔します」の英語表現

「お邪魔します」は英語で「thank you for having me over」といいます

「have」は基本的な意味は「持っている」ですが、「over」を伴い「have over」の形になると「家に客を迎える」という意味。つまり「thank you for having me over」は「私を客として家に迎えてくれてありがとう」という意味になります。これは、訪問先に着いた時と訪問先から帰る時の両方に使うことができる便利な表現です。また最後の「over」は省略されることもよくあります。「have over」の代わりに「invite(招待する)」という単語を使ってもいいでしょう。パーティーなどに招待されて訪問しているというイメージになります。

1.Hello, thank you for having me over.
こんにちは、お邪魔します。

2.Thank you for having us. My friend and I enjoyed the party very much.
お邪魔しました。友だちも私も、とてもパーティーを楽しみました。

3.Thank you for inviting me. What a nice place you have!
お邪魔します。すてきなお住まいですね。

「Thank you for having me over.」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。誰かの家を訪問した時に使われる挨拶は、まだまだたくさんありますよ。

似た表現「I hope I am not disturbing you」

「I hope I am not disturbing you」でも、「お邪魔します」の意味になります。「disturb」は「妨害する」などの意味を持つ単語です。「I hope I am not disturbing you」は「あなたの邪魔をしていなければいいのですが」という意味になります。相手の都合を確認せずに、突然訪問した時に使うことが多い表現です。

\次のページで「「お邪魔します」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.Long time no see, Jane. I hope I am not disturbing you.
お久しぶり、ジェーン。お邪魔じゃないかしら。

2.I hope I am not disturbing you. I have something to tell you.
お邪魔します。ちょっとお伝えしたいことがあって。

「お邪魔します」を英語で言ってみよう

この記事では「お邪魔します」の意味・使い方・英訳を説明しました。「お邪魔します」のように、誰かを訪問した時の挨拶表現はたくさんあります。「I'm sorry to bother you.(お邪魔してすみません)」や、急に訪問した時などは「Are you busy?(忙しい?)」などでもいいでしょう。「Hello.(こんにちは)」や「May I come in?(上がってもいい?)」などという表現も「お邪魔します」の意味で使えそうですね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「お邪魔します」は英語でどう表現する?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

「お邪魔します」の英語での表現は?

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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「お邪魔します」は、日本語らしい挨拶表現の一つですが、英語では同じような意味の言葉があるのでしょうか。

「お邪魔します」の英語表現

「お邪魔します」は英語で「thank you for having me over」といいます

「have」は基本的な意味は「持っている」ですが、「over」を伴い「have over」の形になると「家に客を迎える」という意味。つまり「thank you for having me over」は「私を客として家に迎えてくれてありがとう」という意味になります。これは、訪問先に着いた時と訪問先から帰る時の両方に使うことができる便利な表現です。また最後の「over」は省略されることもよくあります。「have over」の代わりに「invite(招待する)」という単語を使ってもいいでしょう。パーティーなどに招待されて訪問しているというイメージになります。

1.Hello, thank you for having me over.
こんにちは、お邪魔します。

2.Thank you for having us. My friend and I enjoyed the party very much.
お邪魔しました。友だちも私も、とてもパーティーを楽しみました。

3.Thank you for inviting me. What a nice place you have!
お邪魔します。すてきなお住まいですね。

「Thank you for having me over.」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。誰かの家を訪問した時に使われる挨拶は、まだまだたくさんありますよ。

似た表現「I hope I am not disturbing you」

「I hope I am not disturbing you」でも、「お邪魔します」の意味になります。「disturb」は「妨害する」などの意味を持つ単語です。「I hope I am not disturbing you」は「あなたの邪魔をしていなければいいのですが」という意味になります。相手の都合を確認せずに、突然訪問した時に使うことが多い表現です。

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