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同型配偶子接合とは?同型配偶子が生殖に必要な理由を医学部の実験助手が5分でわかりやすく解説

今回は同形配偶子による生殖についてがキーワードです。配偶子と聞くと難しい言葉の感じがしますが、受精に使われる細胞のことを配偶子と呼ぶんです。哺乳類で例えると精子や卵子のことです。精子と卵子の写真は見たことがあるでしょうか?精子はおたまじゃくしのような形をしていて、卵子は単純な丸い形をしていたよな。このように、形の違う配偶子のことを異形配偶子と呼ぶんです。
今日のテーマである同形配偶子接合は異型配偶子接合とは違って、同じ形・大きさの配偶子同士が合体して子孫を残す生殖方法のことなんです。

今回は同形配偶子接合の必要性や、同形配偶子接合を行う生き物について、生物学に詳しいライターオリビンと一緒に解説していきます。

ライター/オリビン

大学では理学部を卒業し大学院は理工学研究科を卒業した。その後高校で生物の教員をしていた。とにかく生き物が大好きで、暇があれば図鑑を読み漁っている。

有性生殖について

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同形配偶子接合について解説する前に、まずは有性生殖と無性生殖についてポイントを押さえておきましょう。

有性生殖とは、2つの個体間(オスとメス)で交配が行われることでゲノムを半分づつ分け合い、両親とは性質の違う子孫を残すスタイルの生殖方法です。地球上のかなり広い範囲の生き物はこの有性生殖を行っています。有性生殖では受精によって2つの配偶子が1つに合体するため、配偶子を形成する際には減数分裂という特殊な細胞分れるが行われるのです。2つの配偶子が合体することで、両親それぞれの特徴を引き継げるため、子は両親とは異なったDNAを持つことになります。つまり、生物多様性となりより子孫を生き残すことができるのです。

無性生殖について

無性生殖について

image by Study-Z編集部

逆に、無性生殖とは1つの個体が単独で新しい個体を生み出す生殖方法です。アメーバやミドリムシなどの単細胞生物は分裂して新しい個体を生み出しています。このような殖え方も無性生殖の一つです。無性生殖では単体で繁殖が可能なので、減数分裂は行われません。

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