国語言葉の意味

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は作者不詳?意味・類似表現・対義語をwebライターがわかりやすく解説!

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は座右の銘にも!

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この記事の最後に、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」が教訓とされている例をご紹介します。

松下幸之助も目指した「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

パナソニック(旧松下電器)創業者の松下幸之助氏も、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を信条としていたそうです。松下氏といえば、わずか9歳で奉公のため親元を離れるなど、年齢の低いうちから多くの苦労をされた方。大変な人生を歩まれたからこそ人の痛みもわかり、謙虚な姿勢が身についていったのかもしれません

早稲田大学の教旨にも!

早稲田大学には『志は高く、頭は低く』という伝統的な理念があるとのこと。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の態度が、学生が卒業してからの人生にも浸透するような教旨を掲げているそうです。

実るほど頭を垂れる人生の勧め

この記事では「実るほど頭を垂れる稲穂かな」について、言葉の意味だけでなく、その重要性について考えてきました。

唐突ですが、「知識の浅い人ほど自信家である」という研究成果があります(ダニング=クルーガー効果)。この研究によれば、さらに知識を深めていくと一度物事の奥の深さに絶望したのち、最終的には精確な自己評価ができるとのこと。絶望の過程を経て謙虚さを学ぶことで、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」に至ることができるのかもしれません。『若いうちの苦労は買ってでもしろ』とよく聞きますが、これも同じことを言っているのでしょう。

ダニング=クルーガー効果の「少しの知識で自信にあふれている段階」で歩みを止めず、さらに真剣に打ち込んでこそ「実るほど頭を垂れる稲穂かな」が経験的・体感的に理解できるということ。この記事が、そうした人生を吟味する動機づけになれば幸甚です。

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