国語言葉の意味

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は作者不詳?意味・類似表現・対義語をwebライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木健二だ。この記事ではことわざ「実るほど頭を垂れる稲穂かな」について解説する。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」はどこかで一度は聞いたことのあるようなことわざだが、意味や由来をきちんと把握しているか?多くの人の座右の銘にもされるくらい、人生の教訓として参考になる言葉だから、知っておいて損はないぞ。
今回は年を重ねてもなかなか頭の垂れてこない、不遜なライターであるぷーやんを呼んだ。「実るほど頭の垂れる稲穂かな」の意味と使われ方について、自省も兼ねて説明してもらう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ぷーやん

webライター歴6年。鍛えられた語彙と文章力は本業でも発揮され、社内ルールの書き換え担当に。頭を垂れないどころか慇懃無礼ですらあるため、解説の傍ら反省していく。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の意味からみていこう!

image by iStockphoto

まずは「実るほど頭を垂れる稲穂かな」が、なにを表現することわざなのかをご紹介します。ちなみに『頭』は「あたま」ではなく『こうべ』です。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を辞書引き!

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は五・七・五のテンポですが、俳句ではなく作者不詳の故事成語(ことわざ)です。その意味について、辞書には次のように書かれています。

稲の穂は実が入ると重くなって垂れ下がってくる。学徳が深まると、かえって他人に対し謙虚になることのたとえ。
出典:デジタル大辞泉(小学館) 「実るほど頭の下がる稲穂かな」

知識を得たり実績を積み上げたりしていくと、自信がついて態度が尊大になっていきそうなもの。それでもなお他人に謙虚になれるとすれば、どういう心理がはたらくのでしょうか。本記事の次項以降では、そのあたりのこともご紹介していきます。

例文でみる「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

次に、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を使った例文をみていきましょう。

\次のページで「「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の類似表現」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: