
George William Herbert – Own work, produced by George William Herbert, CC 表示-継承 2.5, リンクによる
人工衛星の素材
ハニカム構造は地球を飛び出し、宇宙で活躍する人工衛星にも応用されています。本体に使われているのがハニカムをはさんだサンドイッチ構造のパネルです。これもやはり、軽くて強いというハニカムの特性がいきています。人工衛星の打ち上げは、重量が大きくなるほど費用も高くなってしまうのだそうです。
建築物の素材
さまざまな建物をつくる材料としてもハニカム構造は優秀です。頑丈さが必要なのはもちろんですが、ここでも”軽さ”が大きな意味を発揮します。軽い素材であれば、それまで実現できなかったような構造の壁や屋根などをつくれる可能性が出てくるのです。
さらに、壁と壁の間にハニカムを入れ込むことで、強度を保ったまま、空気の層を壁の中につくることができます。これが防音効果や断熱効果を発揮することになるのです。
ハニカム構造を探そう!
今回ご紹介したハニカム構造やハニカムの応用例はほんの一部。ほかにも様々な場所にハニカム構造が利用されています。自然にある物質や生物の体、人工的につくられた製品…ほんの少し形を意識してみましょう。思わぬところでハニカム構造がみつかるかもしれません。