国語言葉の意味

【慣用句】「床に就く」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

「床に就く」の使い方・例文

では、「床に就く」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.今日は研究会があったので自宅に帰るのが遅くなり、床に就いたのは12時を回っていた。

2.祖母は自宅で床に就く時間が長くなってから、訪問客を何よりも楽しみにしています。

1.のように単に眠ったことを表す場合、「寝たのは12時過ぎだった」というのと、例文の言い方とではどう印象が異なるでしょうか。友人との会話で「床に就く」と使う機会はめったになさそうですが、きちんとした場や目上の人と話すときは、こうした言葉も使えると表現の幅が広がり、語彙が豊富な人に見えるかもしれませんね。

なお、近代的短編小説の創始者とされる小説家、国木田独歩(くにきだどっぽ)の「酒中日記」(1902年)にも、類似した表現がありますよ。この短編は周囲の巻き添えで思いもよらぬ不運な人生を歩む男性の日記。今の世相でも、共感できる人も多いのではないでしょうか。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

「眠る」「寝る」といった一般的な単語でももちろん意味は伝わるが、たまには「床に就く」なんて言ってみるのもいいかもしれないな。ただ言葉はあくまでもコミュニケーションの手段だ。相手に通じなくては意味がないから、気取って難しい言葉を使うことだけが格好いいと思ったら大間違いだぞ。知らない言葉が出てきたら意味を質問し、お互いに語彙を増やし合えるような関係だと理想的だな。

「床に就く」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto

「床に就く」の類義語にはどんなものがあるでしょうか。もちろん「眠る」「寝る」も類義語といえますが、ここではそれ以外の表現をご紹介します。

「臥せる(ふせる)」

「床に就く」の意味のうち2番目の「病気になって寝る」と同じ意味を表す言葉。古語に分類されるようですが、もともと自動詞の「臥す」には「横になる、眠る」とか、「うつむく」や「隠れる」の意味があります。そこから、「床に臥す」とか「臥せっている」という使い方をするようになりました。

「うつ伏せ」や犬への命令「伏せ!」といった際に使う「付す」とも語源は同じですが、「付す」は腹ばいになる、地面に体をつけるといった意味で、「寝る」というニュアンスはありませんね。

次のページを読む
1 2 3 4
Share: